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ウェブ制作コスト削減のコツ

ウェブコンサルティングのお仕事の一つとしてウェブ制作コストの最適化というものがあります。
コストの最適化というのは、もちろん、コストを下げる事だけが良いというわけではありません。
成し遂げたいことに対して、どの程度の費用投資が最適なのかを見極めることが重要です。

ただ、当然のことながら、常日頃から、意味のないコストを払い続けているお客様も多いというのが実情です。
今回は、そういった意味のないコストとそのコスト削減方法をウェブコンサルティングの視点でお話しさせていただきます。

  • 提出物に対する確認をしっかり行う
    これは広告主または代理店の両方に言えることですが、制作会社は各工程ごとに何らかの確認物を提出してきます。
    誰もがしっかりと確認しているつもりでも、どうしても最終工程に近づかないと細かく見ていなかったりして、結果的に、途中の確認が無意味になってしまっていませんか?
    これは、最後に修正を出すと、コストがかさみ易いというのもありますが、そもそも、確認できてないのに確認のやり取りをしていること自体が無駄になってしまいます。
    各工程でしっかりと確認を行うことで、修正コストも落とせますし、クオリティも高めやすくなります。
    更には、ウェブ制作会社との関係性も良好になりやすいので、金額交渉も行いやすくなる場合もあります。
  • 情報提供をしっかりと行う
    これは資料提供も含まれますが、どうしても、制作に必要だと思われる情報だけを制作会社に提供しているケースが多々あると思いますが、これができるのは、依頼主がウェブディレクションを行っている場合のみです。
    実制作を行う人だけであれば制作資料だけで良い場合もありますが、ディレクターなどに情報提供する場合は、「何をしたいのか」を伝えるのが非常に重要です。
    進むべき方向性がわかっていない状態で作成すればするほど、作ったあとの修正が必要となります。最初の出来上がり具合もまったく違うものになってしまうリスクもあり、伝えないで得することは何もありません。
    特にコスト削減の方法として、担当ディレクターに「何をしたいのか」を明確に伝えたうえで費用交渉するのがもっとも有効です。
    この部分を最大限に効率化することがウェブコンサルの腕の見せ所だったりします。
  • やりたいことを明確にする
    これができていないと上記以前の問題になります。こういう場合は、言い換えれば「とりあえずやってみる」という考えでしかありません。
    こういったチャレンジは時に必要なこともありますが、もし、こういったことをしたいのであれば、チャレンジ費用を投資する覚悟をしてください。
    この考えでは「最低限の費用で」というのは無理です。近いやり方で、やりたいことが明確になっていないがために「お任せする」というのも良い結果を生みません。
    やりたいことが決まっていて、ウェブ制作またはウェブコンサルと意思が共有できていて、ウェブ制作またはウェブコンサルが提示してきている内容の方向性に同意できていて、ウェブ制作またはウェブコンサルを信用している場合の「お任せする」というのと、よくわからないから「お任せする」というのは全く違うものです。
    後者の場合、結局は、出来上がってから不満が出たり、修正が何度も発生しやすくなり、コストがかさみます。

以上、私の経験上のコストが上がってしまうあるあるネタです。
上記の対応があまりにもできてない場合、定価ですら対応してもらえなくなります。
受注してもらえない場合すらあります。
逆に、上記の対応をうまく行うことで、定価以下で対応してもらえたり、融通をきかせてくれることもあります。

もちろん、担当者の方も、ウェブだけに時間を費やすことができるわけではなく、上記項目をガッツリとこなすことは難しいと思います。
結局は「やれる限りで」という前提でどれだけやれるかがコスト削減のポイントになります。
または、当社のようなウェブコンサルティングを利用することで費用の最適化を行うのが近道になるかと思います。

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この記事を書いた人

Webディレクター歴20年。大卒後、制作会社や広告代理店を経て、2013年に独立。ビジネスに貢献するWebサイト制作をモットーに大手企業から個人事業主まで幅広い顧客のWeb戦略をサポート。昨今では制作会社や顧客のWeb担当者へのWebディレクション教育なども担当する。Webに関するご相談は本ページ上部の「ご相談・お問い合わせ」まで。

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