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リスク回避!ホームページ制作の発注時の要注意ポイント

リスク回避!ホームページ制作の発注時の要注意ポイント

制作会社に騙された当社へウェブ制作のご相談にいらっしゃるお客様には様々な方がいらっしゃいます。
中にはお客様が前の制作会社に「騙された!」と仰る方もいます。
話をお伺いしてみると、実際に騙されていたというような方はいらっしゃいませんが、制作会社側がしっかりとデメリットとなる部分を伝えておらず、お客様側からすると「騙された!」と思わされるようなケースが多いようです。

今回は、そういったお客様が少なくなるように、よくお客様からいただくご相談内容で、事前にリスクを認識できていればトラブルも回避できるようなケースの中で重要ポイントになりそうな3つの例をご紹介させていただければと思います。

是非、ご参考にしていただければと思います。

目次

発注時に騙されてはいけない3つの事例

1.制作会社が管理するサーバの利用を強制される場合は危険信号

制作会社が管理するサーバの利用を強制される場合は危険信号当社では、基本的にサーバの契約ドメインの契約はお客様側に行っていただきます。もちろん、わからない事が多いかと思いますので、当社でしっかりとサポートさせていただき、お客様に不自由のない形でご契約いただきます。
実は、当社がサーバもドメインも契約代行し、当社で管理する方が、管理費用などもいただける前提となるので、当社で契約させていただく方が、当社としては利益的なのです。
それでも、当社が契約代行をできる限り行わないのは、サーバとドメインの契約を当社で押さえてしまうと、お客様を当社に縛り付けてしまうためです。
もちろん、当社から見れば、お客様がずっと当社の顧客であれば嬉しい事ではありますが、当社としては、お客様には制作会社を常に選ぶ権利があると考えております。
もし、当社が保有するサーバや、当社が契約しているサーバをお客様に利用される場合、お客様が仮に制作会社を改めたいまたは当社のサービスでは対応できないようなことを実施したいと思っても、他社に乗り換えることができない場合があるのです。

当社と逆の考えで、初期費用などを安くし、月額費用をとるような制作会社の場合、自社のサービスを利用させるという名目で、制作会社側で管理しているサーバを利用しなければならないような話をし、いかにも親切で安心のような顔をしておきながら、実際の目的としては、月額費用をずっと払い続けてもらうために、サーバでお客様を縛りつけているようなケースがあるのです。

もちろん、このようなやり方が必ずしも悪ではありません。ずっとそのサービスを利用し続けるのであれば、それも1つの手段かと思います。
但し、ずっと使い続けることを考えた時に、その月額費用は高くないでしょうか?
今後、事業規模拡大などでもっと良いサイトを制作したいのに、制作会社の選定を行えない状態でも大丈夫でしょうか?
そのあたりもしっかりと踏まえたうえで検討する必要があります。

制作会社側はそういったリスクをしっかりと説明してくれません。都合の良いように説明します。
もし、本当にそれで良いのか?
または、既にそういったサービスを利用してしまっているけどどうしたら良いのか?
など、お客様の状況に合わせて的確にアドバイスさせていただきますので、是非、気軽にご相談ください。

2.良いデザインを作るためにページ数を削る提案をされた場合は要注意

良いデザインを作るためにページ数を削る提案をされた場合は要注意まずは、SEO対策のお話をする必要があります。基本的にGoogleはサイト内のテキスト情報をベースに検索キーワードとのマッチング率を判断して、検索結果に表示します。
そのため、多くの情報テキストを掲載しているサイトは、色々なキーワードで検索結果に表示される可能性を秘めています。
結果、SEO対策として、サイトに多くの情報を掲載するという考え方があります。

それにも関わらず、デザインの話ばかりをして、サイト内の情報を充実させることに目を向けない制作会社は要注意です。

どんなにキレイなサイトを制作しても、人が訪れなければ何の意味もありません
それでも、SEO対策を理解できていないデザイナーなどはデザインの話ばかりに目が行ってしまい見当はずれな提案を行ってしまいます。

もちろん、しっかりとしたデザインは必要です。
但し、しっかりとサイトの性質を踏まえたうえで、制作に対するバランスを調整する必要があります。

検索されてホームページへ訪れてもらうのではなく、名刺交換をした人にサイトを見てもらいたい場合や、既にSNSなどで多くの会員を抱えていて、ホームページの役割が、最後のクロージングの役割である場合は、デザインにある程度注力しても良いかと思います。
クロージングを目的とするのであれば、サイトのボリュームよりも、信頼性を重要視し、少ない情報量であっても、しっかりとした会社に見えることを優先すべきかと思います。
但し、サイトへの流入を役割として担うのであれば、サイトのボリュームに対してもしっかりと配慮し、ボリュームとデザインのバランスをしっかりと検討すべきです。

このあたりが見えていないで、何でもかんでもデザイン重視で提案をしてくるような制作会社は危険なので注意が必要となります。

こういった制作会社は二言目には「信頼」と言います。ただ、膨大な費用を割かなければ得られない信用のあるデザインとは何でしょうか?
酷いデザインはもちろんダメです。ただ、信用を得ながらも、バランスよく制作するコトは可能です。
それができないのは、デザインしかできないからに他ならないのです。

しっかりとデザインを重視する目的が的を得ているのかご確認いただければと思います。

3.見積りがどんどん下がる場合は根拠をしっかり明確に

見積りがどんどん下がる場合は根拠をしっかり明確に当社は見積提示後に、お客様のご要望に応じて、金額を調整させていただく場合があります。
但し、その場合は、制作内容そのものも調整させていただいております。

当社としては、対応としてベストなモノをご提示しているつもりですが、どうしてもその時に予算がないというのは仕方のない事です。
とはいえ、当社としては最初からかかる費用の分だけでお見積りをしているので、制作内容をそのままに割引を行うという事はできません。
制作の内容を調整させていただき、「まずはこれだけでもスタートできれば成果が出そう」というモノだけに絞り込むことで、費用を調整させてもらいます。

しかし、制作会社によっては、制作内容を変更することなく値下げするような場合があります。
一見、制作会社側の企業努力で値下げをしてもらえて、発注側としては嬉しく思えるかもしれませんが、私の知る限り、このような値下げを行った案件で、何のトラブルもなく制作できたサイトを知りません。

制作内容が変わらずに値下げが出来るという事は、
①利益率がかなり盛られていた見積りだったため値下げできた。
②利益率を削り、利益が落ちたため、値下げで来た
②制作者の作業時間や制作工数を削ぎ落すことで値下げで来た。

のどれかでしかありません。

①であった場合は、そもそも信頼できません。
②の場合は、何かあったときに「利益にもならないのに」という相手にさせられてしまい、対応が悪くなるようなケースがあります。
③の場合は、品質が著しく落ちるため、求めるものに仕上がらない可能性が高くなります。

このように、良い仕事を一緒にできるような対応ではないため、内容が変わらずに費用だけが落ちるような場合は要注意です。
もし、予算の関係で、見積もりの金額を落としてもらえた場合は、なぜ見積もりの金額を落とすことができたのかをしっかりと確認しておく必要があります。

選ぶ側がしっかりとリスク回避するほかありません

これらのトラブルを未然に防ぐためには、上記の内容を参考にしていただき、発注する側がしっかりと制作会社を見定めるほかありません。
もし、どうしても判断ができない、または相談させて欲しいという場合は、気軽にお問い合わせよりご連絡ください。
15年以上Web業界で制作会社を見てきた当社の知見をお役に立てていただければ幸いです。

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この記事を書いた人

Webディレクター歴20年。大卒後、制作会社や広告代理店を経て、2013年に独立。ビジネスに貢献するWebサイト制作をモットーに大手企業から個人事業主まで幅広い顧客のWeb戦略をサポート。昨今では制作会社や顧客のWeb担当者へのWebディレクション教育なども担当する。Webに関するご相談は本ページ上部の「ご相談・お問い合わせ」まで。

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