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ウェブサイトを制作する際に考えるべきポイント

WEBコンサルのお仕事をさせていただいていると、新規でウェブサイトを立ち上げるところからご契約されるお客様も少なくありません。
本来は、新規でウェブサイトを立ち上げる時だから事、しっかりと戦略に沿ったウェブサイトを立ち上げる必要があります。

WEB制作を行う際に、まずお客様からいただくご要望として、具体的なページの内容をいただくケースが多いです。
具体的なページの内容が明確なのであれば、WEBコンサルを通さずとも適切なウェブ制作会社さえ押さえてあるのであれば、直接、ウェブ制作会社に依頼してしまう方が良い場合もあります。
ただ、WEBコンサルの立場から言わせていただきますと、その具体的なページの内容が、目的に沿った内容ではなく、経営者側の思い込みで作られているケースが非常に多いのです。

今回は、そんな思い込みサイトにならないように考えるべきポイントについて書きたいと思います。

目次

誰に見てもらいたいか

まずは、そのサイトを誰に見てもらいたいのか?です。
この「誰に」という部分を広くし過ぎてしまえば、伝えるべきメッセージがぼやけてしまって伝えるべき相手に伝わらなくなってしまいます。
だからと言って、狭すぎても、本来伝える対象となる相手が含まれなくなってしまい、これもまた伝わらなくなってしまいます。
この「誰に」という部分は少しずつ分解してくと良いと思います。
例えば、ラーメン屋さんのサイトを例にしてみましょう。

2016-06-13

こんな形で、ユーザー像を分解していきます。この時に、ターゲットに漏れが出ないように気を付けてください。

何をすることを目的達成とするか

誰に見てもらうかが決まったら、次は何をしてもらうか?です。
働きたいと思っているユーザーに関しては、採用情報に対して応募してもらうことが目的達成となります。
お客になりうる人に対しては、お客になってもらうことが目的達成となります。

ポイントとなるのが、ぞれぞれの目的達成に対して、金額設定を行うことです。
よく、ECサイトなら金額の設定はできるけど、ECじゃない限りは金額の設定はできないと言う人もいますが、この部分を明確にしておかないと費用と利益の計算ができなくなってしまいます。
結果的には、そのサイトを運用していくことが得なのか損なのかという判断もできなくなってしまうのです。
最初から絶対的な金額にする必要はありません。仮設定でも良いのでよく吟味しながら金額設定を行うのが良いかと思います。
例えば、採用情報なのであれば、サイトを利用せずに、雑誌などに掲載した場合の1件獲得あたりの費用を参考とし、金額設定します。

他の目的なども複合的に見たうえで、サイトの目的達成による価値観を明確にします。

集客方法はどうするべきか

ターゲットと目的達成内容と価値が明確になったら、次は集客方法を考えます。
最近は、少なくなって来ましたが、サイトさえ作れば人が自然と集まってくると考えているお客様も少なくありません。
実際は、サイトを作っただけでは、ユーザーが訪問してくれるようになるのに非常に時間がかかってしまいます。
そのため、広告SNSを利用したり、SEO対策を行うことでできる限り早く人を呼び込む必要があります。

その際に、テキトーに集客を行うのではなく、今までに決めた「誰に」をキーにして、広告媒体やSEOキーワードを決め、媒体別やSEOキーワード別に、どの媒体、どのキーワードがもっとも利益達成が高いのかを踏まえたうえで、随時調整していくことが必要です。

まずは、このあたりを明確にした上で、どのようなコンテンツを作るべきか、どのような構成にすべきかなどを考えていくと良いサイトが出来上がりやすくなります。
是非、実施してみてください。

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この記事を書いた人

Webディレクター歴20年。大卒後、制作会社や広告代理店を経て、2013年に独立。ビジネスに貢献するWebサイト制作をモットーに大手企業から個人事業主まで幅広い顧客のWeb戦略をサポート。昨今では制作会社や顧客のWeb担当者へのWebディレクション教育なども担当する。Webに関するご相談は本ページ上部の「ご相談・お問い合わせ」まで。

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