用語集A〜Z

Data Layer

よみ: ディーエーティーエーエルエーワイイーアール

GTMサイトとタグの間でデータを受け渡すための仮想領域です。JavaScript / JSオブジェクトの形式で、ユーザー属性・閲覧商品情報・購入金額などを定義しておくと、各種タグから参照できます。ECサイトや動的サイトでの高度な計測実装に必須です。

担当者が押さえておくべき役割分担

Data Layer に直接コードを書いて実装するのはエンジニア(業者)の領域ですが、「どんなデータを乗せるか」の設計図を作るのは Web 担当者の役割です。

実務での進め方(設計のコツ)

まずは「後でどんな分析をしたいか(ビジネス指標)」を言語化し、それに必要な情報を要件として整理して業者に渡します。

【例】EC サイトの「カート追加」の場合

カートボタンが押されたら、「商品 ID」「価格」「カテゴリ」「会員区分」のデータを Data Layer にプッシュ(書き込む)してください、と依頼する。

実務での落とし穴(よくある失敗例)

  • 設計の業者への丸投げ:Data Layer の設計を業者任せにしてしまい、いざ分析しようとした時に「あの数字(カテゴリごとの売上など)も取っておけばよかった」と後悔するケース。
  • 後からの追加開発:運用が始まってから「このデータも追加して」と頼むと、余計な開発コストと時間がかかってしまいます。導入時に「分析軸にしたい情報」を網羅的に定義しておくことが、結果的に最も効率的です。

言葉をよく利用する人

  • Web 担当者(発注側)
  • アクセス解析担当
  • コーダー / フロントエンドエンジニア
  • バックエンドエンジニア

会話上での使用例

広告運用者からカテゴリ別の効果計測を頼まれる場面

  • 広告運用者
    商品カテゴリごとのCV数を出したいんですが、できますか。
  • Web担当者(発注側)
    それにはData Layerに商品カテゴリの情報を乗せる設計が要ります。どんなデータを乗せたいかをこちらで整理して、業者に要件として渡しますね。

アクセス解析担当と計測要件の洗い出しを相談する場面

  • アクセス解析担当
    計測したい項目が、後からどんどん増えてしまって。
  • Web担当者(発注側)
    一度Data Layerの設計を棚卸ししましょう。後で分析軸にしたい項目を先に網羅して発注すれば、追加開発を頼む手戻りが減りますよ。
  • アクセス解析担当
    最初に出し切っておくほうが結局ラクなんですね。

関連 Lesson(本書本文)

Lesson 8-4 改善サイクルと A/B テスト