静的サイト
HTML ファイルをそのままサーバに置いて配信する Web サイト形式。CMS のようにサーバ側でページを生成する処理を持たないのが特徴で、表示速度が速くセキュリティリスクが小さい。コーポレートサイトの会社概要や、更新頻度の低いランディングページに向く。
本書は「なんでも CMS 化」を避ける方針(Lesson 1-5)。月 1 更新の会社案内に WordPress を入れると、プラグイン更新の運用負担とセキュリティ対応コストだけが残る。ページ数が少なく更新も稀なら、静的 HTML で済ませる選択肢を最初に検討する。
近年は静的サイトジェネレータ(SSG)と呼ばれる、Markdown や Vue・React のコンポーネントから事前に HTML を生成する仕組みも普及。Next.js / Astro / Eleventy などが代表で、開発体験は近代的でありながら配信は静的、というハイブリッドが選べる。ただし担当者の現場では「素の HTML / CSS」で組まれるケースが大半。
担当者が気をつけるべきは、「静的だから運用ゼロ」ではないこと。SSL 更新、ドメイン更新、サーバ料金、リンク切れ確認は静的でも発生する。「動的でないからメンテ不要」という業者の説明を鵜呑みにせず、年次の運用予算は別途確保する(Lesson 8-3)。
言葉をよく利用する人
- Web 担当者(発注側)
- コーダー / フロントエンドエンジニア
- ディレクター
- 経営層
会話上での使用例
小規模リニューアルの方式検討
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業者ディレクター
今回 10 ページ程度の会社案内なので、静的サイトで組むのが運用も軽くて良いと思います
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Web 担当者
了解です。更新頻度も低いので、CMS は入れずに HTML 直接で。代わりにニュース欄だけはあとから増やせる構造にしてください
社内で運用方式を経営層に説明する場面
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経営層
静的サイトって、運用しなくていいんだよね?
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Web 担当者
運用は楽になりますが、SSL の年次更新、ドメイン更新、リンク切れ確認は必要です。CMS 保守費の半分くらいを「最低限の運用費」として確保しましょう