静的サイト
あらかじめ作っておいた HTML ファイルを、そのままサーバーに置いて配信する Web サイトの形式です。ユーザーがアクセスするたびに裏側でページを組み立てる「動的サイト(WordPress など)」とは違い、そのまま表示するだけなので「表示速度が速い」「ハッキングなどのセキュリティリスクが低い」という特徴があります。会社概要や、更新頻度の低いランディングページ(LP)に向いています。
設計の勘所:「なんでも CMS 化」を避ける
めったに更新しないサイトに、無理に CMS(更新システム)を入れる必要はありません。WordPress などを導入すると、システムのアップデートやセキュリティ対策などの運用負担がずっとつきまといます。ページ数が少なく更新も稀なら、まずは「静的サイトで済ませる」選択肢を検討するのが合理的です。
最新トレンド:SSG(静的サイトジェネレータ)
近年は、開発時はモダンな技術(React など)を使って効率よく作り、配信する時は「静的サイト」に変換して高速化・安全化を図る「SSG」と呼ばれる手法(Next.js や Astro など)も普及しています。※ただし、中小規模の現場では、昔ながらの「素の HTML / CSS」で作られるケースもまだまだ多いです。
よくある落とし穴(注意点)
- 「静的だから運用費ゼロ」という誤解:システム保守は不要でも、サーバー代、ドメイン代、SSL / TLS(通信の暗号化)の更新費用などは毎年必ず発生します。「メンテ不要」という言葉を鵜呑みにせず、最低限の運用予算は確保しておく必要があります。
言葉をよく利用する人
- Web 担当者(発注側)
- コーダー / フロントエンドエンジニア
- ディレクター
- 経営層
会話上での使用例
小規模リニューアルの方式を業者と検討する場面
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業者ディレクター
今回は十ページほどの会社案内ですし、静的サイトで組むのが運用も軽くて良いと思います。
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Web担当者
賛成です。更新頻度も低いので、CMSは入れずにHTMLで直接作ってもらえますか。ただニュース欄だけは、あとから自分たちで増やせる構造にしておいてほしいです。
静的サイトなら運用は不要かと経営層に問われた場面
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経営層
静的サイトにすれば、もう運用しなくていいんだよね。
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Web担当者
運用はかなり楽になりますが、ゼロにはなりません。SSLの年次更新やドメインの更新、リンク切れの確認は静的でも必要です。CMS保守費の半分くらいを、最低限の運用費として確保しておきましょう。