用語集あ行

イノベーションの普及理論

社会学者エベレット・ロジャースが 1962 年に提唱した、新しい技術・サービスが社会に普及する過程のモデル。採用者を イノベーター(2.5%)→ アーリーアダプター(13.5%)→ アーリーマジョリティ(34%)→ レイトマジョリティ(34%)→ ラガード(16%)の 5 群に分け、各群の特性に応じた打ち方を変える。

Web 担当者にとっては、新サービス LP のメッセージ設計、SNS でのインフルエンサー戦略(Lesson 7-1)、AI ツール導入の社内説得(Lesson 9-1〜9-2)で参考になる。とくにキャズム理論(アーリーアダプターとアーリーマジョリティの間の溝)は実務でよく直面する。

本書のスタンスは「自社サービスがどの段階にあるかを把握して、訴求軸を変える」。初期は『新しさ × 革新性』、普及期は『安心感 × 実績』が刺さるなど、ライフサイクルに応じた使い分けが基本。

担当者が陥りやすいのは、新サービスを「全段階対応」のメッセージで打ち出して、結局誰にも刺さらないこと。STP の T(Targeting)で「今期はアーリーアダプター層に絞る」のような明確な意思決定が必要。

言葉をよく利用する人

  • マーケター
  • Web 担当者(発注側)
  • 広報
  • 経営層
  • プロデューサー

会話上での使用例

新サービス LP の方向性決め

  • マーケター
    LP のトーンが「新しい!」と「安心して使える」で揺れています
  • Web 担当者
    イノベーションの普及理論 で今は何層に当てるか決めましょう。アーリーアダプター期なら「新しい × 効果あり」で振り切る方が刺さります

AI ツール社内導入の説得材料

  • 上司
    社内導入が進まない
  • Web 担当者
    イノベーションの普及理論 通り、レイトマジョリティには成功事例と数字が必要です。先行部署の事例集を作ります

関連 Lesson(本書本文)

Lesson 9-5 過渡期の流れを見極める