用語集A〜Z

URI

よみ: ユーアールアイ

基本的な意味と URL との関係

インターネット上のあらゆるリソース(データやファイル)を識別するための文字列の「総称(統一資源識別子)」

  • URL(場所を示す):Web 上の住所(例:https://www.example.com/)。
  • URN(名前を示す):場所が変わっても変わらない名前(例:書籍の ISBN コードなど)。

URI はこの「URL」と「URN」を両方包含する上位概念だが、現代の Web 実務では「URI ≒ URL」とほぼ同義で使われる。

現場における割り切りとマインドセット

押さえておきたい最大のポイントは、「URI と URL の使い分けは、技術文書や国際標準(W3C など)を読むときだけ厳密に意識すればよい」という点。日常的な業務連絡やディレクションで、わざわざ「この URI が〜」と言う必要はなく、「URL」と呼んで全く問題ない。

実務で「URI」に遭遇するリアルな頻出シーン

ただし、システム設定やアクセス解析の場面では注意が必要。Google アナリティクスの設定画面や、サーバの転送設定(.htaccess)などで「Request URI(リクエスト URI)」という言葉が出てきた場合、それは https://www.example.com/about/ のうちドメイン名を省略した「/about/(パス部分)」のみを指しているケースが非常に多い。エンジニアやシステム設定画面とのやり取りで「URI」と出たら、「URL 全体のことか? それともドメイン以降のパスのことか?」とアンテナを張れるとミスを防げる。

Web 担当者が陥りやすい落とし穴とリアルな対策(NG 事例)

知識への過剰なこだわりによるコミュニケーションロス。勉強熱心な担当者が陥りやすいのが、URI と URL の厳密な違いに過剰にこだわり、社内会議や業者への指示出しで「そこは URL ではなく URI と呼ぶべきです」と過剰な説明や指摘をしてしまうこと。現場の実用上はほぼ同義なので、シンプルに「URL」として扱い、プロジェクトの進行スピードとわかりやすさを優先するのが優秀なディレクターの姿勢。

言葉をよく利用する人

  • コーダー / フロントエンドエンジニア
  • バックエンドエンジニア
  • Web 担当者(発注側)

会話上での使用例

業者の技術仕様書をレビューしていて見慣れない表記が出てきた場面

  • コーダー
    仕様書のここ、URLじゃなくて「URI」って書いてあるんですけど、別物なんですか?
  • Web 担当者(発注側)
    URI はほぼURLと同じものだと考えて大丈夫です。実装上はURLとして扱って問題ないので、ここで身構える必要はないですよ。
  • コーダー
    了解です、それなら普通に進められます。

若手から用語の違いについて質問された場面

  • 若手
    URIとURLって、どう違うんでしょうか?
  • Web 担当者(発注側)
    厳密には URI が上位の概念で、URLはその一種なんです。ただ実務で区別が要る場面はほとんどないので、技術仕様書を読むときにだけ意識すれば十分ですよ。
  • 若手
    なるほど、普段はURLで通して問題ないんですね。

関連 Lesson(本書本文)

Lesson 1-3 ドメインとサーバの基礎