.htaccess
よみ: エイチティーアクセス
Apache(アパッチ)という Web サーバーにおいて、フォルダ(ディレクトリ)ごとに「リダイレクト(転送)」や「アクセス制限」などのルールを指示するための設定ファイルです。先頭に「.(ドット)」がつく特殊なファイルで、初期設定では隠しファイルになっています。
実務における主な用途
Web 担当者が直接コードを書くことは少ないですが、以下の場面で必ず名前が出てきます。
- リダイレクト:古い URL から新しい URL へ自動転送する(301 リダイレクト)。
- SSL 化:「http」でアクセスされたら、自動的に安全な「https」へ転送する(HTTPS(HTTPS / HTTP))。
- Basic 認証(アクセス制限):テストサイトなどに、簡易的な ID とパスワードの鍵をかける。
- WordPressの制御:記事の URL(パーマリンク)を機能させる。
運用の本質(超・高リスク領域)
最も押さえておくべきは、.htaccess は「1 文字でも書き間違えると、サイト全体が真っ白(500 エラー)になって閲覧不能になる」という、超・高リスクなファイルだということです。
よくある落とし穴と絶対のルール
「業者にちょっと追記を頼んだら、設定ミスでサイトが落ちた」という事故が後を絶ちません。作業を依頼・実施する際は、以下のルールを必ず徹底してください。
- バックアップの確保:変更前に必ず、現在のファイルをダウンロード(保存)しておく。
- 復旧手順の確認:エラーが起きたら、すぐに元のファイルを上書きして戻せる準備をしておく。
- 時間外の作業:万が一サイトが落ちても影響が少ないよう、アクセスの少ない夜間などに作業する。
- テスト環境での確認:本番環境へ反映する前に、必ずテスト環境(ステージング)で動作確認を行う。
言葉をよく利用する人
- コーダー / フロントエンドエンジニア
- バックエンドエンジニア
- Web 担当者(発注側)
- 情シス
会話上での使用例
旧URLから新URLへの転送を相談される場面
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広報
サイトをリニューアルするので、古い URL にアクセスした人を新しいページへ自動で飛ばしたいんです。
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Web担当者
でしたら .htaccess で 301 リダイレクトを設定してもらいます。ただこのファイルは一行ミスるとサイト全体が落ちることがあるので、まずステージングで動作確認してから本番に反映する流れにしましょう。
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広報
なるほど、慎重にやってもらえると安心です。
サイトが表示されなくなった障害に対応する場面
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情シス
サイトが全ページ見られなくなってます。500 エラーが出ていて。
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Web担当者
直前に .htaccess をいじっていないか確認してください。あのファイルの記述ミスが原因のことが多いです。まずバックアップから戻して表示を復旧させて、それから落ち着いて原因を調べましょう。
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情シス
確かに昨日リダイレクトを追記しました。すぐ戻します。