分析ツール — 入力すると、そのまま資料に貼れる 1 枚の図になります
本書で扱う分析の進め方を、実際に手を動かして 1 枚の図にするためのツールです。 登録もインストールも要らず、ブラウザだけで動きます。 入力した内容はお使いの端末に保存されるだけで、こちらのサーバには送られません。 できた図は SVG / PNG で保存できるので、社内資料や提案書にそのまま貼れます。
どれも「白紙から考えなくて済む」ことを大事に作っています。 区分ごとに観点が用意されていて、押すとその観点に合わせた例文が入力欄に出ます。 書いた内容を裏取りするための調べどころも添えてあります。
どれから使うか
どれか 1 つだけでも役に立ちますが、順に使うと前のツールの答えが次の材料になります。 迷ったら、いま知りたいことから選んでください。
- 自社では変えられない外の動きを知りたい → PEST分析
- この商売で利益が残りにくい理由を知りたい → ファイブフォース分析
- 市場・競合・自社を突き合わせて勝ち筋を出したい → 3C分析
- 集めた材料を 1 枚に整理したい → SWOT分析
- 誰を狙い、どう位置づけるかを決めたい → STP分析
- 狙う相手を 1 人の人物にまで絞りたい → ペルソナ
- その人が離れている場所を見つけたい → カスタマージャーニーマップ
- 商売の成り立ちごと見直したい → ビジネスモデルキャンバス
ひととおり通すなら PEST・ファイブフォース(外を見る)→ 3C(突き合わせる)→ SWOT(整理する)→ STP(狙いを決める)→ ペルソナ → カスタマージャーニーマップ(相手の動きを追う)の順が自然です。 各ツールの末尾にも「次に使う」のリンクを置いてあります。
事業と市場を見る
サイトを直す前に、「どこで戦っているのか」を書き出して揃えるためのものです。関係者で見ているものが違うまま制作に入ると、作り直しになります。
強み・弱み・機会・脅威の 4 つで、自社の状況を 1 枚に並べる。
政治・経済・社会・技術の 4 つで、自社では変えられない外の動きを並べる。
利益を削る 5 つの力を並べ、力ごとの強さまで示す。
市場をどう分け、どこを狙い、どう位置づけるかを順に決める。
誰に何を届けてどう稼ぐのかを 9 つのマスに書き出す。
お客さまを描く
「みんなに向けて」作られたサイトは、誰の心にも引っかかりません。相手を 1 人に絞り、その人の動きを追うためのものです。
手を動かして考える
ひとりで考えが止まったときや、打ち合わせの場で使うものです。
使うときの心づもり
どのツールも、埋めること自体が目的ではありません。 マスを全部埋めた図より、空欄が残っていても「だからサイトの何を変えるか」まで書けた図のほうが役に立ちます。 分析ツールの多くには最後にサイトへの落とし込みの欄があるので、そこまで書いてから図にしてください。
また、思いついたことをそのまま書くと、社内の思い込みを 1 枚にまとめただけのものになります。 各区分の調べどころに、公的な統計や自社に残っている記録を挙げてあります。 数字で言えるところは数字にして、言えないところは「どこで確かめるか」を書き添えておくと、あとで判断の根拠になります。
関連する本書のページ
- テンプレート集 — RFP や公開前チェックなど、そのまま使えるシート
- 用語集 — 分析やマーケティングの用語を担当者目線で解説
- Lesson 2-2 ターゲットとペルソナ
- Lesson 2-3 競合サイトの調べ方