用語集A〜Z

ActivityPub(アクティビティパブ)

よみ: アクティビティパブ

W3C(Web 技術の標準化団体)が標準化した、SNS 同士をつなぐための共通ルール(プロトコル)です。X(旧 Twitter)や Facebook のような「1 つの企業が管理する中央集権型」とは異なり、Mastodon、Misskey、Threads など、異なる SNS(SNS マーケティング)同士でも相互にフォローややり取りができる「Fediverse(連合宇宙)」と呼ばれるネットワークを作ります(Gmail と Yahoo! メールでやり取りできるのと同じような仕組みです)。

なぜ注目されているのか(背景)

企業の SNS 戦略において、「特定のプラットフォーム(X など)だけに一極依存するリスク」が顕在化したためです。今後はリスク分散のため、企業もこのオープンなネットワークを活用する流れが広がっています。特に 2024 年に Meta 社の Threads が連携を進めたことで、一気に影響力が拡大しています。

Web 担当者が行うべき実務アクション

本格的な運用はまだ「様子見」でも構いませんが、既存 SNS の代替・避難先として、以下の準備は必須です。

  • アカウント(名前)の確保:第三者に自社の社名やブランド名を勝手に取得される(なりすまし)のを防ぐため、Mastodon や Threads 等でのアカウント予約・取得だけは、早急に済ませておく。

よくある落とし穴(注意点)

最も危険なのは、「今のところマイナーな SNS だから関係ない」と切り捨てて、一切の準備をしないことです。SNS の勢力図やエコシステムの転換は、数年単位で突然起こり得ます。最低限のトレンド把握とアカウントの保護を怠ると、いざという時に大きな機会損失やブランドリスクを負うことになります。

言葉をよく利用する人

  • 広報
  • 広告運用者
  • Web 担当者(発注側)
  • マーケター

会話上での使用例

SNSの一極依存リスクを広報と見直す場面

  • 広報
    Xだけに頼っているのが不安で、リスクを分散したいんです。
  • Web担当者
    ActivityPubに対応したThreadsやMastodonにもアカウントを用意しておきましょう。本格運用は様子見でも、社名やブランド名のアカウントだけは早めに押さえておくのが安全です。
  • 広報
    まずは名前の確保から動きます。

経営層に分散型SNSの仕組みを説明する場面

  • 経営層
    最近よく聞く分散型SNSというのは、何が違うの。
  • Web担当者
    ActivityPubという共通の仕組みで、別々のサービス同士がつながり合うんです。Threadsが対応したことで、一気に主流化の兆しが出てきています。
  • 経営層
    プラットフォームをまたいで連携できるわけだね。

関連 Lesson(本書本文)

Lesson 7-1 SNS は「コミュニケーションの場」