用語集あ行

アナロジー思考

異なる分野や業界の「構造的な類似性」を見抜き、自分の問題に応用する思考法です。「A 業界でうまくいった仕組みは、B 業界でも応用できるのでは?」と考え、他業界の先行事例から自社の打ち手を発想します。

核心は「表面の違い」ではなく「構造の共通点」を見ること

1 つの業界の知識だけを深めるよりも、複数の業界を横断して観察できる視点を持つほうが、新しいアイデアや他社との差別化につながりやすくなります。制作会社やコンサルタントとの打ち合わせで「他業界の面白い事例はありませんか?」と引き出すのも、有効な学び方です。

Web 担当者としての活用例(業界の壁を越える)

自社業界に閉じた発想を抜け出すための強力な武器になります。

  • 飲食業界の「スムーズな予約 UI」を、BtoB の問い合わせフォームに転用する。
  • ファッション ECサイトの「関連商品のレコメンド設計」を、不動産サイトの物件探しに応用する。

現場で陥りやすい最大の罠:「うちの業界は特殊だから」

担当者が最も陥りやすいのが、「うちの業界は特別だから他業界の事例は参考にならない」と決めつけ、耳を塞いでしまうことです。実際には、本当に特殊な要素は数えるほどしかなく、ビジネスの構造やユーザー心理のほとんどは共通しています

言葉をよく利用する人

  • Web 担当者(発注側)
  • マーケター
  • ディレクター
  • プロデューサー

会話上での使用例

コンテンツ企画のブレストでネタに詰まる場面

  • マーケター
    自社の業界の中で探しても、いいネタが見つからないんですよね。
  • Web担当者
    アナロジー思考で隣の業界をのぞいてみましょう。たとえばSaaSの導入事例フォーマットを不動産に持ってきたら、けっこう新鮮に映るかもしれません。
  • マーケター
    なるほど、他業界の型を借りる発想ですね。

制作会社との打ち合わせで参考事例の集め方を相談する場面

  • 制作会社
    参考に、同業他社の事例をいくつか見せていただけますか。
  • Web担当者
    アナロジー思考で、あえて違う業界の事例も持ってきてもらえますか。同業ばかり見ていると、どうしても差別化がしにくくなるので。

関連 Lesson(本書本文)

Lesson 9-6 担当者のキャリアと継続学習