月次定例
広告運用、SEO、SNS などの運用業務を委託している業者と毎月開く打ち合わせのことです。会議の最大の目的は、単に前月の数字を報告してもらうことではありません。「数字 → 仮説 → 次の一手」を共同で言語化し、業者を単なる外注先から「同じ船に乗るパートナー」に変えるための最も重要な中核装置です(PDCA)。
運用のリズムと目安
- 月次定例:月に 1 回、60〜90 分で「深く議論する時間」を確保する。
- 週次チェック:毎週、短い時間で「数字の異常値がないか確認だけ」を行う。
成果を出す会議の進め方(6 つのアジェンダ)
以下の手順で進行を定型化します。
- 数字の共有:BI ツール等で事前に数値を共有しておき、会議での「読み上げ時間」はカットする。
- 解釈の議論:なぜ数字が動いたのか(上がった / 下がった)の要因を仮説立てする。
- 打ち手の決定:仮説に基づき、次月の優先施策を「1〜3 個」に絞り込む。
- 撤退ラインの確認:効果が出ていない施策の損益分岐点(撤退ライン(損益分岐 / 撤退ライン))を確認し、やめる決断をする。
- 失敗データベースへの記録:上手くいかなかった施策を組織の知見(失敗データベース)として記録する。
- 議事録の作成:誰が見ても「なぜその意思決定をしたか」が再現できる形で残す。
経営層への詳細な報告は毎月ではなく、四半期(3 ヶ月)ごとに集約して行うのが効率的です。
よくある落とし穴(ダメな定例会議の特徴)
- 報告会になっている:業者が数字を眺めて読み上げるだけで、発注者側の思考が停止している。
- 優先順位の欠如:出たアイデアを「とりあえず全部やりましょう」で終わらせている。
- ダラダラと長い:参加者が固定されず、議論が脱線して時間が長引き疲弊する。
- ノウハウの流出:議事録が残っておらず、業者の運用ノウハウが自社に蓄積されない。
言葉をよく利用する人
- Web 担当者(発注側)
- マーケター
- プロデューサー
- 広告運用者
- SEO 担当者
会話上での使用例
月次定例の進め方を業者ディレクターと見直す場面
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Web 担当者
月次定例なんですが、毎回数字の確認だけで90分使ってしまっています。
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業者ディレクター
それはもったいないですね。Looker Studioで事前にダッシュボードを共有して、各自が数字を見てから会議に臨む形にしませんか。会議では数字から仮説を立てて次の一手を決める議論に集中して、30分で深く話して、合意した打ち手は議事録に残す、という流れにしましょう。
広告の撤退判断を月次定例で議論する場面
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広告運用者
広告キャンペーンAですが、CPAが事前に決めた撤退ラインを超えてしまいました。
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Web 担当者
では月次定例で正式に撤退を判断しましょう。ラインに従って今月で止めて、その予算はSEO強化に振り替えます。経緯は失敗データベースに記録して、次の意思決定にも活かしたいです。