個別施策レポート
SEO 施策を行った特定のページについて、対応の 2〜3 ヶ月後に個別に作成する効果測定レポートのことです。サイト全体を見る「半期レポート」とは異なり、個別の施策を深掘りして「何がどう効いたのか」を特定する役割を持ちます。
最大の目的は「因果の断絶」を見つけること
単に「順位が上がった=成功」と短絡的に判断してはいけません。以下のステップで因果をたどり、「どこで流れが切れたか」を見つけ出すのが個別レポートの本懐です。
- 順位:上がっているか?(上がっていなければ、コンテンツの質や SEO 要件の修正へ)。
- 流入:順位は上がったが、流入が増えない(検索結果でのタイトルや説明文の改善(CTR)へ)。
- CV(成果):流入は増えたが、CVに繋がらない(ページ内の導線やオファーの改善へ)。
レポートに含める必須項目リスト
- 施策の基本情報(対応日、対象 URL、変更内容を 3 行程度で)。
- 順位の推移(Search Consoleの平均掲載順位など)。
- 流入の推移(GA4のオーガニックセッション数など)。
- CV(問い合わせや購入など)の推移。
- 因果関係の評価と、次の打ち手。
初心者が陥りやすい罠(落とし穴)
- 待てない・切り分けられない:対応後 2〜3 ヶ月待たずに焦って効果判定してしまう。または、複数の施策を同時に行い、どの施策が効いたのか分からなくなる。
- 順位しか見ない:順位だけを見て一喜一憂し、肝心の CV(売上や問い合わせ)への貢献度を無視してしまう。
- 失敗を隠す(属人化):効果がなかった施策をレポート化しなかったり、担当者個人の PC に眠らせたりしてしまう(失敗データベースとして共有し、組織の知見に変えることが重要です)。
言葉をよく利用する人
- SEO 担当者
- マーケター
- アクセス解析担当
- Web 担当者(発注側)
- ディレクター
会話上での使用例
施策実施から3ヶ月後に効果を検証する場面
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SEO 担当者
3ヶ月前にリライトした「BtoBマーケティング 始め方」の記事について、レポートをまとめました。
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Web担当者
ありがとうございます。個別施策レポートを拝見すると、順位が20位から8位、流入が月60から320セッション、CVも0件から4件と、順位から流入、CVまできれいに因果が繋がっていますね。同じパターンで他の記事もリライトしていきましょう。意思決定マップにも反映しておきます。
順位は上がったのに流入が伸びず、原因を相談する場面
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SEO 担当者
記事Xなんですが、順位は15位から5位に上がったのに、流入は前月比でプラス5%しか伸びていません。
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Web担当者
個別施策レポートで因果のどこが切れているか見てみましょう。まずクリック率を確認したいです。順位は良いのにクリックされていないなら、検索結果に出るタイトルや説明文の改善が次の打ち手になります。クエリ別の表示とクリック率の推移をSearch Consoleで追ってもらえますか。