コンバージョン(CV)
Web サイト上でユーザーに取ってほしい「最終的な目的の行動」のことです。英語の Conversion(変換・転換)が語源で、単なる訪問者が「顧客」に転換する瞬間を指します。略称はCVです。
コンバージョンの具体例(事業によって異なります)
- BtoB(法人向け):お問い合わせ、資料ダウンロード、見積もり依頼。
- ECサイト:商品の購入、会員登録。
- 店舗集客:電話タップ、来店予約、クーポンの取得。
- 採用サイト:採用エントリー(応募)。
サイト設計の出発点であり、最重要指標
コンバージョンは事業の KGI(最終目標)に直結します。ここが決まらないと、KPI(中間指標)、計測タグの設定、LP(ランディングページ)の設計、広告予算の配分など、すべてが決まりません。「とりあえずフォーム送信を CV にしておこう」という仮置きは、後で必ずトラブルを生みます。
担当者の最重要タスク:定義の「合意」
担当者の最初の責任は、「何をもってコンバージョンとするか」を、制作業者・社内の営業・経営層としっかり合意することです。この合意が後回しになると、サイト公開後に「あの数字は何?」「これは CV に含めるべき?」という議論が永遠に続いてしまいます。
初心者が陥りやすい罠(落とし穴)
- 言葉の揺れによる混乱:広告業界や社内では「CV」「コンバージョン」「Conv.」「アクション」「成果」など、複数の呼び方が混在します。業者や経営層と同じ数字を見るために、社内で呼び方を 1 つに統一することが運用をスムーズにする前提条件です。
- 定義変更時のデータの断絶:途中で CV の定義を変えた場合、過去のデータと単純に比較できなくなります。「いつから定義を変えたのか」を明確に記録し、時系列比較の連続性を保つ設計が必要です。
言葉をよく利用する人
- マーケター
- Web 担当者(発注側)
- アクセス解析担当
- ディレクター
- 広告運用者
会話上での使用例
業者と用語の表記を擦り合わせる場面
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業者ディレクター
広告の管理画面だと、アクションやコンバージョン、Conv.と表記がバラバラなんですよね。
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Web 担当者
社内資料ではコンバージョンをCVで統一しているんです。レポートを出していただくときは、管理画面の表記そのままではなくCVに揃えてもらえますか。同じ数字に違う名前が付くと、社内で混乱してしまうので。
経営層に分かりやすい言葉で説明する場面
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経営層
コンバージョンって横文字で、結局何が違うんだ。問い合わせ数で良くないか。
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Web 担当者
社内ではCVを、問い合わせと電話、資料ダウンロードの合計と定義しています。経営報告では、問い合わせに相当する行動の合計、と読み替えていただいて大丈夫です。