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動作ログ

サイトやサーバの動作記録です。エラー発生(error_log)・アクセス傾向(access_log)・リダイレクト履歴・メール送信ログ・データベース変更履歴・CMS の操作履歴などが記録され、問題発生時の調査・統計分析・セキュリティ監視で使います。

核心は、動作ログが公開後 1 ヶ月の初期不具合を発見するルートの一つになることです。公開直後の障害は「ログを見れば原因が分かる」ことが多く、だからこそエラーログ・アクセスログを業者と共有する仕組みを契約段階で握っておくのが要点になります。

実務で決めておくべき運用のルール

  • 保持期間と閲覧権限:法令や容量のバランスを見て「3 ヶ月〜2 年」程度で設定し、誰が閲覧できるかの権限(担当者 / 業者 / 経営層)を明確にします。
  • ログレベルの設定:出力するログの細かさのことです。本番環境は「INFO(通常の記録)」、開発環境は「DEBUG(詳細な記録)」にするのが基本です。
  • 個人情報の扱い:ログの中にユーザーの個人情報が含まれる場合があるため、プライバシーポリシーでの明示や取り扱いルールが必要です。

実務での落とし穴(よくある失敗例)

  • 業者依存による初動の遅れ:「業者が休みでログが見られず、障害の原因が特定できない」という事態を防ぐため、契約段階で自社でもログを確認できる仕組みを握っておくことが重要です。
  • ディスク容量の圧迫:本番環境のログレベルをうっかり「DEBUG」のままにしてしまい、膨大な記録でサーバーの容量がパンクしてサイトが落ちるケース。
  • 保持期間が短すぎる:トラブルが発生して過去の動きを調べようとしたら、すでにログが消去されていて調査できないケース。
  • 個人情報の漏洩リスク:パスワードやクレジットカード情報などがそのままログに記録されてしまっており、そこから情報漏洩につながる事故。

言葉をよく利用する人

  • インフラエンジニア
  • 情シス
  • コーダー / フロントエンドエンジニア
  • Web 担当者(発注側)
  • カスタマーサポート

会話上での使用例

公開後一ヶ月の初期不具合を調べる場面

  • カスタマーサポート
    一部のお客様から、フォームが送信できないという報告が来ています。
  • Web 担当者
    では動作ログのエラーログとアクセスログを業者と一緒に確認しましょう。特定のスマホ機種で送信のタイミングがぶつかっている、といった原因はログを見れば分かることが多いんです。原因が分かったらすぐ直して、効果もログで確かめます。

ログ共有の体制を契約段階で決めておく場面

  • Web 担当者
    動作ログへアクセスできる体制を、契約に明記しておきたいんです。
  • 業者ディレクター
    承知しました。エラーログとアクセスログは月次でレポートして、緊急時は4時間以内に共有します。閲覧権限は御社の担当者とディレクターのお二人で。個人情報のマスキングと、改正電通法への対応も明記しておきますね。

関連 Lesson(本書本文)

Lesson 8-2 公開後 1 ヶ月の動き方