公開前チェック
Web サイト制作の最終段階において、本番公開の前にコンテンツ・機能・データなどを総合的に確認する作業です。ここでの見落としは、SEO 評価の低下や売上(CV)の損失、コンプライアンス違反などに直結するため、極めて重要な意思決定の場となります。
現場の鉄則:公開直前の「要素変更」はよくある失敗
公開直前に「これも入れたい」「やっぱりデザインを変えたい」と手を入れるのは絶対に NG です。直前の修正は、デグレード(修正したせいで別の正常な機能が壊れること)やタグの漏れといった二次被害を引き起こします。もし致命的な問題が見つかった場合は、無理に直前で修正するのではなく「公開日自体を延期する」判断が必要です。そもそも公開前チェックが「ざっくりとした確認で済む状態」になっているかどうかが、プロジェクト全体の品質のサインと言えます。
代表的なチェック項目(詳細は「公開チェックリスト」を活用)
業者とチェックリスト(公開チェックリスト)を共有し、お互いの責任分担を明示して確認します。
- 機能・導線:フォームの送信完了、CV 経路の通し試験、スマホ実機での表示確認。
- SEO・計測:タイトル/メタ情報の確認、リダイレクト(旧 URL からの転送)設定、GA4など計測タグの発火。
- 法令・素材:薬機法/景表法のクリア、公開許諾済みの画像素材かどうかの確認。
初心者が陥りやすい罠(落とし穴)
- SEO の評価リセット:検証環境用の「robots.txt(検索避け)」を本番環境にそのまま反映してしまい、全ページが検索結果から消える(noindexになる)大事故。
- 旧 URL の放置:リニューアル時にリダイレクト設定を忘れ、過去の URL にアクセスしたユーザーが「404 エラー(ページが見つかりません)」になってしまう。
- 本番環境だけのタグ漏れ:テスト環境では動いていた計測タグが、本番公開時に漏れてしまい、公開直後の大事なデータが取れない。
言葉をよく利用する人
- Web 担当者(発注側)
- ディレクター
- プロデューサー
- コーダー / フロントエンドエンジニア
- SEO 担当者
会話上での使用例
公開直前に経営層から修正依頼が来た場面
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経営層
トップのメインビジュアル、やっぱり別案にしたいんだが。
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Web担当者
公開前チェックの段階での要素変更は、いちばん事故が起きやすいんです。差し替えると計測タグの抜けやリダイレクトの漏れに気づきにくくなります。公開を1週間後ろにずらして、ビジュアルを変えてから再チェックという順番で進めるご相談をさせてください。今夜の強行公開はおすすめできません。
業者と公開前チェックの項目を擦り合わせる場面
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業者ディレクター
公開前チェックの項目リストをいただけますか。
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Web担当者
お渡しします。機能、表示、SEO、計測、法令、素材ライセンスの6観点で30項目ほどあります。各項目に業者担当か弊社担当かを明記しているので、担当分のチェック証跡を提出してもらえると助かります。特に計測タグが本番だけ漏れる事故が多いので、そこは念入りにお願いします。