用語集A〜Z

オプトイン

広告や宣伝のメールを送信する前に、受信者から「事前に同意を得る」という原則のことです。日本の「特定電子メール法」において、広告メール送信の絶対的な前提ルールとされています。

同意取得の基本と実務のポイント

「明示的に承諾した人にだけ送る」のが鉄則です。以下の方法を組み合わせて、確実な同意(証跡)を取得します。

  • 明示的なチェックボックス:最初からチェックが入っている「デフォルト ON」は避け、必ずユーザー自身にチェックを入れさせる「デフォルト OFF」にする。
  • 許諾文章の明確化:送信主体・どんな内容か・配信頻度・配信解除方法を分かりやすく明記する。
  • ダブルオプトインの導入:フォーム登録後、確認メールを送り「リンクをクリックして初めて登録完了」とする仕組み。誤入力やイタズラを防げます。
  • 証跡の記録保存:後でトラブルになった際のため「いつ・どんな文言で同意したか」の記録を残しておく(法律上の義務でもあります)。

よくある落とし穴(注意点)

  • 登録フォームのチェックボックスが「デフォルト ON」になっており、後から「勝手に登録された」とクレームになる(法令違反を問われるリスクがあり、ブランド毀損につながります)。
  • 許諾文章が曖昧で、ユーザーに「何のためのメールか」が正しく伝わっていない。
  • 取得した同意の「証跡」をシステムに残しておらず、後で揉めたときに証明できない。
  • ヨーロッパ圏のユーザーに配信する場合、EU の厳しいデータ保護規則(GDPR)への対応が漏れてしまう。

言葉をよく利用する人

  • 法務 / 契約担当
  • マーケター
  • Web 担当者(発注側)
  • バックエンドエンジニア
  • 広告運用者

会話上での使用例

問い合わせフォームの許諾文言を見直している場面

  • Web 担当者
    問い合わせフォームのメルマガ受信のチェック、今はデフォルトでオンになっているんですが、これ大丈夫でしょうか。
  • 法務 / 契約担当
    それはオプトイン違反になります。デフォルトはオフにして、月2回サービス情報と業界ニュースをお送りします、というように用途と頻度を明示してください。同意した日時とIPと文言も記録に残す仕組みを足しておきましょう。
  • Web 担当者
    承知しました。フォームの改修と記録の実装を手配します。

セミナー申込者へのメール配信を検討している場面

  • マーケター
    セミナーに申し込んでくれた方に、メルマガを送りたいんですが。
  • 法務 / 契約担当
    申込フォームでメルマガ用のオプトインを別途取っていないと送れません。終了後に関連情報を送ってよいか別のチェックで同意をもらって、終わったあとに確認メールで再度同意をもらう二段構えが安全です。
  • マーケター
    では申込フォームにチェックを一つ追加してもらえますか。

関連 Lesson(本書本文)

Lesson 7-5 メールマーケティング