オプトアウト
受信者がメールの配信を停止する権利・操作のことです。「配信解除」「アンサブスクライブ(unsubscribe)」とも呼ばれます。同意を得てから送る「オプトイン」と対になる概念です。
基本ルールと広義の意味
- メール配信:日本の「特定電子メール法」により、広告メールの本文内(主にフッター)に「配信解除はこちら」といったリンクを明示し、解除手続きを速やかに処理することが義務付けられています。
- 広義の意味:近年では「自分の個人情報や行動データの利用停止を求める権利」全般を指す言葉にもなっています。ターゲティング広告の非表示、Cookieの拒否、AI ツールにおける「自分のデータを学習に使わせない(学習機能オフ)」設定などもオプトアウトの一種です。
実装のポイント
- ワンクリック解除:ログインやメールアドレスの再入力を求めず、クリックするだけで即座に解除できる、手軽な仕組みにする。
- RFC 8058 への対応:Gmail などが提供している、メール一覧画面の「登録解除ボタン」を機能させるための技術仕様に対応する。
- 再配信の防止:解除されたアドレスは、別のキャンペーンや企画であっても、絶対に再配信しないようシステムでブロックする。
よくある落とし穴(法令違反・スパム判定のリスク)
- 配信解除リンクを極端に小さい文字にしたり、背景色と同化させたりして、意図的に隠す。
- 配信解除するだけなのに、わざわざログインを要求して面倒にする。
- 解除依頼があったのに手続きを放置し、メールを送り続ける。
- 解除済みのユーザーに対して「再度購読しませんか?」といったメールを送ってしまう。
- (メール以外で)ユーザーが AI 学習やデータ提供をオプトアウトするための導線を、用意していない。
言葉をよく利用する人
- 法務 / 契約担当
- マーケター
- Web 担当者(発注側)
- バックエンドエンジニア
- 情シス
会話上での使用例
配信解除の手続きを見直している場面
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法務 / 契約担当
配信解除リンクをクリックすると、ログインを求められる作りになっています。
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Web 担当者
これはオプトアウト違反ですね。ログイン不要のワンクリックで解除できるように変えて、完了画面と完了メールで通知します。Gmailのワンクリック解除ボタンに対応するヘッダも入れておきますね。
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法務 / 契約担当
お願いします。修正後にもう一度こちらで確認します。
社内のAIツール利用で学習対象を気にしている場面
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情シス
社内でChatGPTを使っているのですが、入力した内容が学習に使われないか心配です。
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Web 担当者
履歴をオフにするか、EnterpriseかTeamのプランならデフォルトで学習対象外になります。このオプトアウト設定を社内ガイドラインに明記して、利用前に確認する運用にしましょう。
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情シス
助かります。ガイドラインへの追記、一緒に文面を見てもらえますか。