AI Overview / AI オーバービュー
よみ: エーアイオーバービュー
Google の検索結果の最上部に、AI(生成 AI)がユーザーの質問に対する回答を直接生成して表示する機能です。2024 年に米国や日本を含む多言語での展開が開始されました。検索画面の上半分を占めるため、従来の青リンク(オーガニック検索結果)よりも目立つ位置に表示されます。「Search Generative Experience(SGE)」とも呼ばれます。
最大のインパクト:「ゼロクリック化」の進行
ユーザーが AI の回答を読むだけで満足し、Web サイトまでクリックしてくれない(ゼロクリック化)現象が増加しています。SEO流入の絶対数が減る前提で、CV率の改善や、他の流入チャネルとのバランスを再設計する必要があります。
必要な対策と打ち手
単純な検索流入に依存せず、以下の 2 軸で対策を行います。
- 直接指名してもらう対策:認知広告などを強化し、「ブランド名」で直接検索(指名検索)してもらう。
- AI に引用されやすくする対策:
- 独自情報や一次データ(自社にしかない情報)を発信する。
- 見出し(H2)を質問形式にし、その直後に端的な回答を書く(AI が抜粋しやすい構造)。
- 著者や組織の情報を構造化データ(Schema.orgなど)で明記し、専門性と信頼性(E-E-A-T)を Google に正しく伝える。
Search Console のパフォーマンスレポートで「AI Overview からの流入」が絞り込み計測できるため、月次でモニタリングしましょう。
運用上のよくある落とし穴(注意点)
- 同じ検索キーワードでも、AI Overview が表示されたりされなかったりして予測が難しい。
- AI に引用されても、サイトへのクリックが増えず事業 KPI に繋がらない。
- AI 向けの対策に偏りすぎた結果、通常の SEO 順位を落としてしまう。
- 自社のブランド名で検索されたのに、競合のサイトが AI の引用元として表示されてしまう。
- AI が古い情報を引用してしまい、こちらから直接訂正することができない。
言葉をよく利用する人
- SEO 担当者
- マーケター
- Web 担当者(発注側)
- 広報
- AI 活用担当 / プロンプトエンジニア
会話上での使用例
AI回答の拡大で検索流入が落ちてきた場面
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SEO 担当者
AI Overview の表示が増えてきて、検索からの流入が前年の同じ月と比べて八割まで落ちています。
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Web 担当者
ある程度は想定どおりの減り方ですね。まずこの減少が事業の数字にどれくらい響くかを計算して、足りない分は認知広告で指名検索を増やす、AIに引用されやすい記事を増やす、SNSでリードを取る、この三本立てで埋めにいきましょう。
AI回答に古い料金が引用されてしまった場面
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広報
AI Overview に、うちの昔の料金がそのまま引用されて出てしまっています。
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Web 担当者
まず該当ページの更新日と参照先の設定を確認して、最新の料金に書き換えましょう。そのうえでサーチコンソールから再取得をリクエストします。反映までは一、二週間かかるので、料金ページ自体を機械が読み取りやすい形に整えておくと、こうした取り違えも起きにくくなります。