用語集あ行

AI Overview / AI オーバービュー

よみ: エーアイオーバービュー

Google の検索結果上部に AI(生成 AI)が回答文を直接表示する機能。検索結果ページの上半分を占めることが多く、SEO の青リンク(オーガニック検索結果)に到達する前にユーザーが回答を得てしまう。2024 年に米国で本格展開、2025 年に多言語対応、日本でも段階的に拡大中。Google AI Overview / Search Generative Experience(SGE)とも呼ばれる。

本書のスタンス(Lesson 6-6 / 9-1)は「ユーザーは AI の回答だけで満足してサイトをクリックしないことが増えるため、ゼロクリック([[zero-click]])化が進む」。担当者の対策は、AI に引用される構造化と、指名検索や認知広告で「サイト名で直接来てもらう」流路を増やすこと。SEO 流入の絶対数が減る前提で、CV あたりの単価設計や、流入チャネル全体のミックスを再設計する必要がある。

引用される構造の打ち手:独自情報・一次データを継続発信質問形式の H2 + 端的回答(AI が抜粋しやすい構造)、FAQ ページの拡充構造化データで著者・組織・記事の意味を明示Schema.org の Person 型で著者情報の透明化E-E-A-T の言語化。Search Console の Performance レポートで「AI Overviewからの流入」が個別計測できるようになっており、月次でモニタリング。

落とし穴は、AI Overview の表示は完全には予測できない(同じクエリでも表示する / しないが変わる)、AI Overview に引用されたが「サイトクリックが減って事業 KPI に効かない」、AI Overview 用に特化した記事を作って通常 SEO で順位を落とす、AI Overview の引用元として表示されるブランド名を取られて競合に流入が流れる、AI Overview に古い情報が引用されて訂正できない、AI Overview の品質変化に対する施策アップデートが遅れる。

言葉をよく利用する人

  • SEO 担当者
  • マーケター
  • Web 担当者(発注側)
  • 広報
  • AI 活用担当 / プロンプトエンジニア

会話上での使用例

AI Overview 拡大で SEO 流入が減ってきた場面

  • SEO 担当者
    AI Overview の表示が増えて、検索流入が前年同月比 80% に下がりました
  • Web 担当者
    想定されていた減少です。事業 KPI への影響を計算 → 不足分を埋める打ち手として、認知広告で指名検索を増やす + AI Overview に引用される構造化記事の拡充 + SNS でのリード獲得、の 3 軸で対応

AI Overview に古い情報が引用された場面

  • 広報
    AI Overview に「○○ 円」と昔の料金が引用されています
  • Web 担当者
    記事の更新日と canonical を確認、最新情報に書き換え → Search Console でインデックス更新リクエスト。AI Overview への反映には 1〜2 週間かかります。料金ページ自体を構造化データ化(Product / Service 型)で最新情報を機械可読化を

関連 Lesson(本書本文)

Lesson 6-6 AI 検索と GEO 戦略の現在地