用語集は行

プレースホルダ

フォームの入力欄に、あらかじめ薄いグレーの文字で表示しておく「入力例」や「ガイド文」のことです。「例:yamada@example.com」のように、何を入力すればよいかをユーザーに示す役割があり、入力を始めると自動的に消えます。

実務での鉄則(項目名の代わりに使わない)

最も重要な注意点です。プレースホルダを「項目名(ラベル)」の代わりに使ってはいけません。入力を始めた瞬間に文字が消えるため、「この欄は何を入れる欄だったか」が分からなくなり、入力ミスや離脱の原因になります。

  • 項目名は必ず欄の外に出す:「お名前」「メールアドレス」といったラベルは、入力欄の上や左に常時表示します。プレースホルダはあくまで補助的な入力例に留めます。
  • 形式ルールを任せきりにしない:「半角英数で入力」などの必須ルールは、消えてしまうプレースホルダではなく、ラベルや注釈で明示します。EFO(EFO・入力フォーム最適化)の基本です。

実務での落とし穴(注意点)

  • 入力済みだと勘違いされる:文字色が濃すぎると、ユーザーが「すでに値が入っている」と誤解し、そのまま送信してエラーになるケース。
  • 薄すぎて読めない:逆にコントラストが低すぎると、高齢者や弱視の方に見えず、アクセシビリティ上の問題になります。
  • 支援技術に伝わらないスクリーンリーダー(画面読み上げソフト)はプレースホルダを項目名として読み上げないことがあり、ラベル代わりにするとフォーム(メールフォーム)が操作不能になります。

言葉をよく利用する人

  • デザイナー
  • コーダー / フロントエンドエンジニア
  • Web 担当者(発注側)
  • ライター / コピーライター

会話上での使用例

フォームのラベルを省いた業者案を見直す場面

  • 業者デザイナー
    すっきり見せたいので、項目名は出さずプレースホルダだけで「お名前」「ご住所」を示す形にしました。
  • Web 担当者
    入力を始めると消えてしまって、何の欄か分からなくなるので、項目名は欄の外に常時表示でお願いします。プレースホルダは入力例の補助に留める形にしましょう。