ブラッシュアップ
初稿・初版を磨いて品質を上げる作業。コピー・デザイン・コードのいずれでも使う。「初稿は素材、ブラッシュアップで完成」と捉えるのが現代の Web 制作のリズムで、一発で完成を期待しないのが鉄則。日本語の「磨き上げ」「校正」「推敲」の総称的に使われる和製英語に近い表現。
本書のスタンス(Lesson 5-1)は「ブラッシュアップは複数ラウンドが前提。1 回で完成を期待しない」。ラウンド数を契約段階で握ると、無制限な修正要望から両者を守れる(Lesson 3-5)。一般的に 3 ラウンドが標準、それを超えるなら追加見積で握り直す。
設計実務:ラウンド回数の上限(3 回が一般的)、各ラウンドのスコープ(1 ラウンド目は構造、2 ラウンド目は表現、3 ラウンド目は最終調整)、ラウンドを跨いだ蒸し返しの禁止(前ラウンドで OK 出した箇所を後で覆さない)、フィードバックを 1 枚にまとめて渡す(複数人の意見を担当者が集約)、修正箇所の優先順位(MUST / SHOULD / NICE)を明示。
落とし穴は、ブラッシュアップを無制限に行って業者が消耗、社内意見を集約せずバラバラに業者へ渡してキメラ化、最終ラウンドで大幅修正(経営層ちゃぶ台返し)、ラウンド毎の差分管理が雑で「どこが直ったか」が分からない、ブラッシュアップを担当者の好み調整に使う、ラウンド数だけ消化して品質が伸びない。
言葉をよく利用する人
- Web 担当者(発注側)
- ディレクター
- ライター / コピーライター
- デザイナー
- プロデューサー
会話上での使用例
ブラッシュアップ依頼の回数を業者と擦り合わせる場面
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業者ディレクター
コピーのブラッシュアップ、何回まで含まれますか
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Web 担当者
見積に 3 ラウンド込みで、1 ラウンド目は方向性・構造、2 ラウンド目は表現・トーン、3 ラウンド目は最終調整、で擦り合わせたいです。4 回目以降は追加見積で握り直しの形に
社内意見がまとまらず業者に都度連絡している場面
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業者ディレクター
ブラッシュアップ、社員の方から個別に修正依頼が来てしまい混乱しています
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Web 担当者
失礼しました。社内意見は私が集約して 1 枚で渡す形に統一します。今後は私経由でのみ修正依頼が来るルールにします