コンテンツ棚卸し
すでに公開済みのコンテンツを定期的に点検し、サイト内の情報が「資産」として価値を保っているか、古くなって「負債」になっていないかを判定する作業です。「コンテンツ監査」「Content Audit」とも呼ばれ、年 2 回程度の実施が目安です。
実務のステップと「3 つの仕分け基準」
まずは表計算ソフトなどで全コンテンツをリスト化(URL、公開日、主要キーワード、流入数、CV数など)し、以下の 3 つに仕分けます。
- 保持(キープ):流入の柱になっている、評価されている記事 → リンク切れや法令違反がないか確認し、そのまま維持する。
- 更新(リライト):情報が古い、価格・法令の変更があった記事 → リライト(加筆修正)を計画する。
- 撤去(削除・統合):役割を終えたキャンペーン、訪問数がゼロの記事 → 削除し、必要に応じて関連ページへ301 リダイレクト(自動転送)を設定する。
初心者が陥りやすい罠(落とし穴)
- 作りっぱなし(新規制作への偏り):新しい記事を作ることばかりに夢中になり、既存コンテンツのメンテナンスを怠ってサイト全体が朽ちてしまう(ストック型メディアでは必須の習慣)。
- リスト化して満足:スプレッドシートにリストを作って仕分けただけで満足し、実際のリライトや削除(改善計画)が実行されない。
- 転送(リダイレクト)の漏れ:記事を撤去(削除)した際、301 リダイレクトを設定し忘れたため、これまで積み上げた SEO 評価を失ってしまう。
- 捨てられない病:撤去の基準が曖昧なため、「いつか読まれるかも」と古い情報を残し続けてしまう。
言葉をよく利用する人
- マーケター
- SEO 担当者
- Web 担当者(発注側)
- ライター / コピーライター
- ディレクター
会話上での使用例
記事が増えてきて棚卸しを判断する場面
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マーケター
この5年で記事が300本になりました。さすがに古いものも多そうです。
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Web担当者
コンテンツ棚卸しを実施しましょう。まず全300本をリスト化して、GA4とSearch Consoleのデータを突き合わせます。その上で保持、更新、撤去の3つに仕分けます。SEO業者と効いている記事を共有しながら、まずは上位50本に絞って深掘りするのがよさそうです。
古いキャンペーン記事を撤去すべきか相談する場面
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マーケター
古いキャンペーン記事が20本あるんですが、これは撤去対象でしょうか。
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Web担当者
判定基準で確認しましょう。流入がほぼゼロで、情報や法令が古くて、ブランドトーンにも合っていない、これが揃えば撤去対象です。撤去するときは301リダイレクトで関連カテゴリへ逃がして、SEO評価のロスを抑えてください。1ヶ月後にSearch Consoleで異常が出ていないか確認しましょう。