用語集な行

ネタブレスト

SNS 運用や定期メルマガの発信ネタを、定例で複数人で出し合う会議です。月 1〜隔週で 30〜60 分の時間枠を確保し、ブレインストーミング(ブレスト)の手法でネタを大量に集めます。「ネタ会議」「アイデア会議」とも呼ばれ、担当者個人のネタ枯渇を防ぎ、組織知としてアイデアを集める装置として機能します。

実務での鉄則(会議を成功させる進行ステップ)

Web 担当者がファシリテーターとなり、顧客の生の声(一次情報)を持つ営業や現場、社長などを巻き込んで以下の手順で進行します。

  • 事前準備:「今月のテーマ」や「注力商材」などのお題を設定し、欠席者のアイデアも事前に集めておきます。
  • 会議中(ブレストの作法):「否定なし・量重視・便乗 OK・突飛 OK」を絶対のルールとします。「15 分で 30 個出す」のように時間を区切ると活発になります。(※AI を使って補助的なアイデア出しをするのも有効です)
  • 会議後(仕分けと保存):出たアイデアを「使える / 寝かせる / ボツ」に仕分けます。採用ネタはコンテンツカレンダーへ落とし込み、保留ネタはネタストックに保存して組織の資産にします。

実務での落とし穴(よくある失敗例)

  • ブレスト中の「否定」:「それは予算的に無理」などと誰かがアイデアを否定してしまい、会議が冷え切って意見が出なくなるケース。
  • 出しっぱなしで放置(仕分け・保存の省略):アイデアを 100 個出して満足し、仕分けも記録もせずに終わること。具体施策に落ちず、ただの「ガス抜き雑談」になってしまいます。
  • 担当者の「孤軍奮闘」や「AI への丸投げ」:他部署を巻き込めず担当者の視点だけでネタが固定化したり、AI に全任せして自社ならではの「人間の独自視点(一次情報)」が消えてしまうこと。

言葉をよく利用する人

  • マーケター
  • ライター / コピーライター
  • 広報
  • Web 担当者(発注側)
  • 営業

会話上での使用例

ネタブレストの参加者が少ないと相談された場面

  • マーケター
    ネタブレスト、いつも私とライターさんの 2 人だけでやってるんですよね。
  • Web 担当者
    それだと視点が固まりがちなので、営業や現場、社長を月 1 回 30 分だけ巻き込みましょう。営業からはお客様の声や引き合いのテーマ、現場からは日々の気付き、社長からは業界の動き。そうやって組織全体の知恵としてネタが集まってきます。

お題に対してアイデアが出てこない場面

  • ライター / コピーライター
    ネタブレストはやってるんですが、お題に対するアイデアがどうも薄くて。
  • Web 担当者
    お題の粒度を変えてみましょう。「BtoB SaaS のマーケ」だと漠然としすぎるので、「BtoB SaaS マーケのよくある失敗 5 つ」くらいまで具体化する。まず AI に派生のお題を 10 個出してもらって、そこから人が「自社で答えられるか」で選ぶ二段構えにすると出やすいですよ。

関連 Lesson(本書本文)

Lesson 7-2 ネタ作りの仕組み化