インタラクションデザイン
Web サイトやアプリなどの製品と、利用者との間の「相互作用(インタラクション)」を設計する領域です。クリックやスクロールに対する反応、画面の切り替わりなど、「動的な振る舞い」全体をデザインします。「IxD」と略されます。
最大の目的:「操作の確信感」を作ること
「ボタンを押したのに何も反応がない」「読み込み中なのかフリーズしたのか分からない」といったユーザーの不安を取り除くことが核心です。この細かなフィードバックの積み重ねが、全体の UX(ユーザー体験)の品質を決定づけます。
実務でのアクション:要素の「状態」を仕様化する
ワイヤーフレーム(WF / ワイヤーフレーム)(画面設計図)を作る際、見た目だけでなく、以下の振る舞いを制作会社に指示・確認します。
- UI 要素の状態変化:通常時、ホバー時(マウスを乗せた時)、クリック時、非活性時(入力完了まで押せない状態)など。
- 処理中のフィードバック:送信ボタンを押した後の「ローディング表示(くるくる回るアイコンなど)」。
- エラー時のフィードバック:入力ミスがあった際の、分かりやすい赤字のエラーメッセージ。
これらに「マイクロインタラクション」(例:いいねを押すとハートが弾ける、送信完了でチェックマークがアニメーションするなど、細部に宿る小さな動き)を組み合わせると、操作の心地よさが格段に上がります。
現場で陥りやすい「落とし穴」
最も多い失敗は、「静的なデザイン(止まった状態の見た目)」だけを作って満足し、動的部分の挙動をまったく考えていないことです。あとから「ボタンを押した時の動きがない」「エラー画面のデザインがない」と慌てないよう、最初から状態ごとの振る舞いを仕様に含めておくことが重要です。
言葉をよく利用する人
- デザイナー
- コーダー / フロントエンドエンジニア
- Web 担当者(発注側)
会話上での使用例
フォームの送信ボタンについてデザイナーと打ち合わせている場面
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デザイナー
送信ボタンのデザイン、こんな感じで仕上げました。
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Web担当者(発注側)
見た目はいいですね。ただインタラクションデザインの部分も詰めておきたくて。押した瞬間の色の変化とか、送信中のローディング表示、それから完了したときの画面まで、状態ごとの動きを仕様に書いておきたいんです。
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デザイナー
なるほど、押したのに無反応に見える状態を作らないようにってことですね。挙動も含めて整理します。
UIの細部をもっと磨きたいとプロデューサーから言われた場面
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プロデューサー
全体的にもう一段、操作の質感を上げたいんだよね。
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Web担当者(発注側)
でしたらインタラクションデザインを軸に、押したらちゃんと反応する、今どういう状態か分かる、という確信感のところを丁寧に作りましょう。マイクロインタラクションも足していけば、触っていて気持ちいい感触が出せます。