用語集ま行

MX レコード

よみ: えむえっくすれこーど

DNS の設定項目の 1 つで、そのドメイン宛のメールがどのサーバに配送されるかを指定する。`@example.com` 宛のメールが Google Workspace のサーバに行くか、Microsoft 365 に行くか、社内メールサーバに行くかは、MX レコードで決まる(Lesson 1-3)。

担当者が MX レコードを意識する場面は、サーバ移管・メール経路変更・ドメイン取得時。ここを間違えると「お客様からのメールが届かない」「自社からの送信が SPAM 扱いされる」といったビジネスへの直接的なダメージにつながる。

MX レコードは複数指定でき、優先度(priority)を付ける。プライマリのメールサーバが落ちた時に、セカンダリへフェイルオーバーする冗長構成を取れる。中小企業ではこの冗長構成までは不要な場合が多いが、Google Workspace 等の主要 SaaS では自動的に複数 MX が登録される。

事故が起きやすいのはサーバ移管時の MX 切替忘れ。サイトを移管したのに MX を旧サーバに向けたままにすると、メールだけ旧業者経由になり「営業活動を見られている」状態が発生する。サーバ業者の切替と同時に MX を必ず変更するチェックリストを準備する(Lesson 8-1)。

言葉をよく利用する人

  • 情シス
  • インフラエンジニア
  • Web 担当者(発注側)

会話上での使用例

Google Workspace 導入時のメール設定

  • Web 担当者
    Google Workspace に移行するので、MX レコードを Google のものに変更する必要があります
  • インフラ担当
    了解です。DNS 管理画面で MX を 5 つ全部入れ替えます。反映に最大 48 時間かかるので、移行は週末に予定しましょう

メール不達トラブルの原因調査

  • Web 担当者
    お客様から「メールに返信が来ない」と苦情。MX レコード確認できますか?
  • インフラ担当
    見ました、先週のサーバ移管で MX が旧サーバに残ってます。すぐ新サーバに向け直します。反映後は問題解消するはずです

関連 Lesson(本書本文)

Lesson 1-3 ドメインとサーバの基礎