SSL 証明書
よみ: えすえすえるしょうめいしょ
サイトの「通信の暗号化」と「運営者の身元(本人性)」を保証する電子証明書です。信頼できる第三者機関である「認証局(CA)」が発行し、サーバーに設置することで「https://」での安全な接続(HTTPS(HTTPS / HTTP))が可能になります。実体は最新技術の「TLS証明書」ですが、慣習として今でも SSL 証明書と呼ばれています。
3 つの認証レベルと選び方
証明書は、取得時の「審査の厳しさ」によって 3 つのレベルに分かれます。
- DV(ドメイン認証):メール等でドメインの所有権のみを確認する、最も簡易なもの。一般的なコーポレートサイトやブログに最適。
- OV(組織認証):企業の法的な実在確認を経て発行されるもの。BtoB サイトや、ユーザー情報を扱うサイト向け。
- EV(拡張認証):物理的な実在性も含め、最も厳格に審査される最上位。決済を伴う ECサイトや金融系サイトに必須。
運用上の重要論点(更新について)
現在、商用の SSL 証明書の有効期限は最大 398 日(実質 1 年)に制限されています。期限切れを起こすとブラウザに警告画面が出て訪問者が離脱してしまうため、手動更新の場合は「1 ヶ月前の更新リマインド」などの運用フローが必須です(Let's Encrypt などの無料 SSL は 90 日有効ですが、自動更新される仕組みが一般的です)。
よくある落とし穴(注意点)
「とりあえず一番安い証明書」を選んで後悔するパターンが多いです。海外の安価な証明書は、申請からサーバーへの設置作業までをすべて自社で行う必要があり、技術的なトラブルでサイトが数日間見られなくなる事故が起きがちです。制作会社やサーバー業者が提案する「サポート込みのパッケージ」は、多少コストがかかっても、作業ミスや更新漏れのリスクを防げるため、運用負担も含めて比較・検討するのが現実的です。
言葉をよく利用する人
- Web 担当者(発注側)
- 情シス
- インフラエンジニア
- 法務 / 契約担当
会話上での使用例
新しいサブドメイン用の証明書を選ぶ場面
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Web担当者
新しいサブドメインのSSL証明書、どれを選べばいいですか。
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インフラ担当
コーポレート用ならLets EncryptのDVで十分です。決済が絡むサブドメインなら、DigiCertかSectigoのOVをおすすめします。
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Web担当者
では用途で分けて、決済まわりだけOVにしましょう。手配お願いします。
証明書の期限が近いことに気づいた場面
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Web担当者
SSL証明書の期限が来月末ですが、更新の依頼って忘れていませんか。
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業者
失念していました、すぐ着手します。今後は期限の60日前にこちらから連絡する運用に変えますね。
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Web担当者
お願いします。切れるとサイトに警告が出て離脱につながるので、そこは確実にいきましょう。