用語集A〜Z

TLD(Top Level Domain)

よみ: ティーエルディー

ドメイン名の最も右側の部分(.com / .jp / .co.jp / .net / .io 等)です。gTLD(汎用)・ccTLD(国別)・新 gTLD の 3 群に分類され、サイトの第一印象、信頼性、メール到達率、価格、取得条件のすべてに影響します。

中小企業のドメイン選びの基本(この 3 つから選ぶのが現実的)

  • .co.jp(日本の法人なら最高峰):法人登記が必須で「1 社 1 ドメイン」という厳しいルールの分、社会的な信頼性が最も高い。
  • .com(世界標準):世界的に最もメジャーで価格も安定。迷ったらこれ。
  • .jp(日本市場特化):日本国内に住所があれば誰でも取得可能。「.com」が空いていない時の有力候補。

新興 TLD(新しいドメイン)の判断材料

  • 業界特化型(.io / .ai / .tech / .app など):スタートアップや IT 企業でよく使われるため、業界の文脈に合っていれば問題ありません。
  • 格安ドメイン(.xyz / .top / .click など):※要注意。スパム送信者に悪用されやすく、自社のメールまで「迷惑メール」と判定され、到達率が下がるリスクがあります。「安いから」という理由で選ぶと、後々大きな痛手を負います。

実務での落とし穴(よくある失敗例)

  • .co.jp の存在を知らずに、安易に .jp で取得してしまう。
  • 希望の .com が空いていないからと、よく分からない新興 TLD に流れてしまう。
  • 他社に取られるのを防ぐため(ブランド保護)に、使わない TLD まで大量に取得し、毎年の更新費用が膨れ上がる。

TLD は「事業のブランドと一緒に長く付き合う選択」です。目先の価格や空き状況だけでなく、5 年・10 年のスパンで慎重に判断しましょう。

言葉をよく利用する人

  • Web 担当者(発注側)
  • 経営層
  • 広報
  • 法務 / 契約担当

会話上での使用例

新規事業のドメインを社内で議論する場面

  • Web担当者
    新サービスのドメインなんですが、ドット・アイオーはどうでしょう。短くてかっこいいという提案があって。
  • 経営層
    BtoCの商材で、年配のお客様も使うんだよな。TLDはドット・コムかドット・ジェイピーのほうが安心感があると思う。アイオーはテック界隈の外だと、これ何って聞かれるぞ。
  • Web担当者
    たしかにそうですね。まずドット・コムが空いてるか確認して、取れなければドット・ジェイピーで押さえます。

業者が安価なドメインを提案してきた場面

  • 業者ディレクター
    ドット・エックスワイゼットなら初年度1ドル、5年でも5000円くらいで取れますよ。
  • Web担当者
    TLDはメールの到達率にも効いてくるんですよね。エックスワイゼットはスパム判定されやすい印象があるので、できれば避けたいです。ドット・コムかドット・ジェイピーで見積もりを取り直してもらえますか。

関連 Lesson(本書本文)

Lesson 1-3 ドメインとサーバの基礎