用語集や行

ユーザー視点

担当者がコンテンツや UI を判断する際、自社目線ではなくユーザー目線で見る姿勢。「読み手はどう感じるか」「使う人は何に困るか」「次に何をしたいか」を、自社の事業都合や好みから切り離して見るマインドセット。Web 担当者の判断力の中核を成す技能で、ペルソナ([[persona]])・自分事化([[personalize]])と密接に関連。

本書のスタンス(Lesson 6-1 / 7-1)は「『ユーザー視点 × 競合視点の両輪』が SEO の基本」(Lesson 6-1)、「『ひいき目を抜く』が SNS の基本」(Lesson 7-1)。自社のひいき目で「素晴らしい」と思える内容を、一読者として「本当に手を止めるか」と問い直す習慣が打ち手。確証バイアス([[confirmation-bias]])と対をなす姿勢。

身につける実務:記事 / LP を公開前に「初見ユーザー」のつもりで読み返すペルソナを 1 体決めて「この人の言葉か」を問う業界用語を使うときに「これ、お客様の現場で使う?」を立ち止まる自社の自慢(受賞・実績・売上)を「ユーザーが知りたい情報か」で取捨選択競合との差別化を「ユーザーが選ぶ理由」で見る(自社の都合ではなく)、第三者の目を月次で借りる(社内別部署 / 営業先 / 友人にレビュー依頼)、セッションリプレイ / ヒートマップ / ユーザーテストで実際の動きを観察

落とし穴は、「ユーザー視点」と口では言うが実践では自社目線が抜けない、ペルソナを「テンプレに穴埋め」で済ませて深く描かない、業界用語を「みんな分かるはず」と仮定、自社のひいき目を「他社のひいき目と違って当社は本物」と正当化、第三者の指摘を「感覚的な意見」として棄却、AI に「ユーザー視点で書いて」と指示するだけで一般論に終わる、経営層の指示が常に優先で担当者の判断が機能しない。

言葉をよく利用する人

  • Web 担当者(発注側)
  • マーケター
  • ライター / コピーライター
  • デザイナー
  • ディレクター

会話上での使用例

記事の公開前レビューを担当者が行う場面

  • マーケター
    記事原稿、業者から上がってきました。OK 出します
  • Web 担当者
    ペルソナ「中小企業の Web 担当者 30 代後半」になり切って通読してみましょう。ユーザー視点で「この記事を読み終わったら次に何をしたいか」を 1 文で書ければ、CV 動線設計に活かせます

自社の自慢が前面に出すぎたコピーの場面

  • 営業
    LP に「業界トップ実績 1,200 社」って書きたい
  • Web 担当者
    ユーザー視点で見ると「実績数」より「自分の課題が解決できるか」を読者は知りたいはず。「業界トップ 1,200 社の課題を解決した実績」のように、自社情報をユーザーのベネフィットに翻訳しませんか

関連 Lesson(本書本文)

Lesson 6-1 SEO の基礎