Web3
よみ: ウェブスリー
ブロックチェーン技術を基盤とした、「分散型の次世代インターネット」を指す概念です。特定の巨大 IT 企業(GAFA などの中央集権型プラットフォーム)に依存せず、ユーザー自身がデータや権利を管理する「ユーザー主権のインターネット」を目指す思想を持っています。
そもそも Web3 とは?(歴史と進化)
| 時代 | 状態 | 特徴 | データの主導権 |
|---|---|---|---|
| Web1.0(1990 年代〜) | 「読む」時代 | 一方的な情報発信(ホームページ閲覧など) | コンテンツの発信者 |
| Web2.0(2000 年代〜) | 「書く」時代 | 参加型・双方向(SNS・動画共有など) | 巨大プラットフォーマー(GAFA 等) |
| Web3(現在〜未来) | 「所有」する時代 | 分散型・ユーザー主権(ブロックチェーン) | ユーザー個人 |
現在の立ち位置:「理想と現実の過渡期」
2021 年頃に大ブームとなりましたが、現在は AI ブームに主役を譲っています。Web3 のコンセプト自体は正しいものの、現状は「UX(操作性)の悪さ」「法規制の不透明さ」「処理速度(スケーラビリティ)の問題」が山積みであり、実装はまだ未成熟な過渡期にあると理解しておくのが基本です。
実務での向き合い方:スモールスタートが現実的
経営層などから「うちも Web3 をやろう」と要請された場合、いきなり大規模な開発を行うのは危険です。まずは「顧客向けの会員証や参加証明証を NFTで発行する」といった、小規模で具体的なユースケースから段階的に検討するのが現実的です。
現場で陥りやすい「落とし穴」
最も注意すべきは、Web3 を「詐欺だと全否定して批判する」か「世界を変えると過信して大金を投じる」かの、極端な立場を取ってしまうことです。トレンドに振り回されず、「技術の現実の進捗」と「自社事業への本当のメリット」を中立的に見極めるバランス感覚が、Web 担当者には求められます。
言葉をよく利用する人
- Web 担当者(発注側)
- 経営層
- マーケター
- プロデューサー
会話上での使用例
経営層がWeb3戦略を打ち出したいと相談する場面
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経営層
うちもWeb3戦略を掲げたいと考えているんだが。
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Web担当者
Web3は理念としては正しいものの、実装はまだ成熟していません。会員証のNFTなど具体的な使い道から、段階的に始めるのが現実的だと思います。
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経営層
旗を掲げる前に、小さく試すところからだね。
社内勉強会でWeb3の今後を整理する場面
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マーケター
Web3って、これから先どうなっていくんでしょう。
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Web担当者
Web3はAIブームに注目を奪われていますが、エコシステム自体は地道に発展を続けています。Web担当としては、当面は動向をウォッチする程度で十分です。
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マーケター
今は深追いせず、流れを見ておく段階なんですね。