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発注時の不安解消!ホームページ制作の流れ・手順

ホームページ制作の流れ・手順

ホームページ制作をご依頼される際に、まだ発注の経験のない方ですと、発注後にどのような流れで制作進行していくのか心配される方も多いかと思います。
実際に、ホームページ制作を行う際には、制作会社だけではなく、お客様側にも手を動かしてもらわなければならない事も多々あります。

本記事では、ホームページ制作における制作の流れと、その流れの際にお客様が手を動かさなければならない項目またはお客様が手を動かさなければならない事が多い項目を挙げさせていただき、どのように対応すると制作会社と効率的に制作を進行できるのか当社の経験を元に、コツのようなものをご紹介できればと思います。

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目次

ホームページ制作の流れ

以下の流れは、一般的な企業サイト(コーポレート)を新規制作またはリニューアルする場合の流れです。
制作会社に制作の相談を行い、ヒアリングに来てもらうところからスタートします。なお、選定企業は1社で、相見積にしていないことを前提としています。
アイコンの制作会社発注者両社は主な対応者です。

  1. 両社ヒアリング・オリエン
  2. 制作会社要件定義・スケジュール制作・御見積
  3. お客様発注
  4. 制作会社サイト構成制作
  5. 発注者サイト構成確認
  6. 制作会社画面構成制作(ワイヤーフレーム制作)
  7. 発注者画面構成確認
  8. 制作会社デザイン制作
  9. 発注者デザイン確認
  10. 制作会社コーディング
  11. 発注者テスト環境確認
  12. 両社納品・公開
  13. 制作会社請求

一般的にはこのような流れで制作が行われます。

ヒアリング・オリエン 両社

まずは制作内容に関してオリエンまたはヒアリングを行います。
オリエンとは言うまでもなくオリエンテーションで、依頼者が、どのような制作を行ってほしいのか対面などでレクチャーする行為です。
お客様側でオリエンを実施していただき、どのようなサイトを求めているのかをお伝えいただき、オリエン内での不明点をヒアリングさせていただくのが一般的です。
オリエンの実施は、お客様の会社で行う事が多く、制作会社を招き会議室などで実施します。
制作会社は、制作責任者(ディレクターまたはプロデューサー)や営業担当者を筆頭に、制作内容によってはデザイナーなどのクリエイターを同伴させるケースもあります。
制作会社はオリエンの内容によっては、一度社内に持ち帰り、質問内容を整理したうえで、メールなどで質問項目を送付するような場合もあり、その場でヒアリングまでを完結できない場合もあります。

対応のポイント

まず、オリエン時には次の情報を用意しておき、制作会社に伝えられると良いかと思います。

  • サービス・商品・ブランドの特徴
  • ドメイン・サーバ環境や条件
  • 現状の課題やリニューアルの目的(改善目的)
  • 制作内容
  • 保守・更新業務の有無
  • 希望予算
  • 希望期限

これらが提示できると比較的スムーズに提案が進んでいきます。
予算期限は、出来るだけ安く、出来るだけ早くという気持ちがあることはわかりますが、このあたりが不明確なために、制作会社と意思の疎通が取れずに、提案を何回もやり直したり、見積もりを何回もやり直すことになることもあります。これは制作会社だけではなくお客様自身も多くの時間を割かれてしまうので、特になるコトが何もありません。まずはしっかりと予算と期限を希望として伝え、その範囲の中で何ができるのかを提案してもらう方が効率の良いやり取りだと言えます。
CMSなどのシステム的な要素が含まれるような場合は更に細かく情報を提供する必要があります。開示できる情報が少ないと正確な提案や見積もりをもらえなくなってしまうので、できる限り情報を集めておいたり機能を明確にしておくことが重要です。

要件定義・スケジュール制作・御見積 制作会社

制作会社は、いただいたご要望を元に、要件定義を行います。場合によってはコンテンツ企画などを含めた提案書という形にすることもありますが、結果的には、両方ともそれほど大きな違いはなく、オリエンの内容を踏まえた上で、制作会社側でどのような制作を行うのかをとりまとめ、提示します。オリエン時に課題解決を求めている場合は、課題を解決する手段が提案という形で付帯します。
合わせて、それらを実施するための期間(スケジュール)と費用(御見積)も同時に提示されます。

発注 発注者

要件定義・スケジュール・見積もりおよび提案内容を踏まえた上で、発注するかどうかを判断します。発注時には発注書の発行が必要な場合が一般的ですが、会社の規模感や案件の規模感によっては、見積書だけで対応するケースもあります。
逆に、制作会社側も会社の規模感制作内容の規模感などによって、発注書がないと作業を進められないケースがあります。

対応のポイント

発注時は特に注意すべきことはないかとは思いますが、制作会社によっては、発注受理までに少し時間がかかるようなケースもあるので、余裕をもって発注をするようにすると安全かと思います。または、提案をしてもらった後に、発注をし忘れてしまって、制作が進んでいると思ったら、進んでいなかったというケースもあります。発注書が必要なのかどうかはしっかりと確認の上、作業を進めていくことをおすすめします。

サイト構成の作成 制作会社

サイト構成とは、必要なページページ導線を検討するために作成するサイトマップのようなもので、サイト全体の情報構成を検討するものです。サイト構成の内容によって制作ページ数が決まるため、要件定義時にサイト構成は制作済みで、サイト構成を元に見積もりが作られているケースも多いので、発注後はサイト構成は設計済みな事も多々あります。

サイト構成の確認 発注者

提示されたサイト構成で、順当に伝えたかった内容が網羅できているかを確認します。修正が必要な場合は、修正を依頼し、修正されたものを再度確認します。

対応のポイント

サイト構成時は、まだ見た目としての要素が全く見えないので、判断することが非常に難しいかとは思いますが、情報として伝えたい事、伝えておかなければならないことがしっかりと盛り込まれているかを確認できると良いかと思います。特に忘れがちなのが、プライバシーポリシーページNot Foundページなど、普段はあまり表示されないページに関しては、制作会社としても抜けやすかったり、制作対象としないようなケースも多く、気づくべき側が気付かないとそのまま制作しないで納品されてしまう事もあります。他社サイトなどを参考にしながら、細かなページをチェックしてみて、自社サイトに網羅されているかを確認するのも良いかと思います。

画面構成制作(ワイヤーフレーム制作) 制作会社

画面構成とはページの中のレイアウトテキスト情報などが入った、ページ画面のラフ案のようなものです。そのページの中にはどのような情報を盛り込みどのような情報を伝えるべきなのか詰めていくためのドキュメントとなります。パワーポイントエクセルで制作する会社もありますが、昨今では、プロトタイプ(モック)という形で、ラフ案をブラウザで操作できるようにすることで、ざっくりとしたレイアウトを実際にブラウザで操作してみながら、操作性などもチェックできるケースがあります。

画面構成確認 発注者

画面構成の確認を行います。ココではレイアウトまでは行われていますが、あくまで情報の読み進め方が正しいか強弱の関係が正しいかという観点から確認を行います。中にはいくつかのテキストエリアがダミーテキストになっていて、ダミーテキストになっているところはお客様側でテキストを検討してもらうケースがあります。

対応のポイント

画面構成時は、ページ内の情報情報の強弱が正しく盛り込まれているかを確認するフェーズです。そのため、このタイミングでデザインを確認しないように注意しましょう。画面構成時にデザイン的な指摘をしても、画面構成通りにデザインされるわけではなく、画面構成の情報の伝え方がしっかりと伝えられるのであれば、デザインでは、更に見やすいようにレイアウトなども調整する場合があります。これ優秀なデザイナーであればあるほど、伝え方にこだわり、画面構成時とは異なるレイアウトにするケースが多いです。画面構成時にデザインの話をしても無駄になってしまうため、画面構成の確認時には、伝えるべきテキストがしっかりと入っているか?テキスト情報に誤りがないか?情報の強弱関係に誤りがないか?そのあたりを中心に確認するようにしましょう。
さらに、画面構成時には「ダミーテキスト」「ダミー写真」となっている部分があり、基本的にはお客様側で用意するものになります。ダミーになっている部分の情報の手配も確認時に行っておくとデザイン制作時にスムーズな対応が可能となります。
なお、修正依頼に関しては、全ての工程において同様なのですが、五月雨に依頼するのではなく、まとめて依頼するようにしましょう。
修正依頼中に、追加修正依頼が発生してしまったら、修正依頼内容をまとめて再送するようにしましょう。五月雨で送ってしまうと、制作側でも対応が漏れやすくなってしまいますし、対応負荷にも繋がりやすいので、パフォーマンスを下げてしまうことがあります。そんな小さなことで制作品質を下げてしまうのは非常に勿体ない事なので、出来る限りまとまった情報を提供できると良いかと思います。

デザイン制作 制作会社

画面構成を元に、デザインを作成します。撮影などが必要な場合は、デザイン制作前に撮影が実施されます。

デザイン確認 発注者

デザインを確認します。このタイミングではJPGなどの画像で確認する場合が多いです。

対応のポイント

制作予算にもよりますが、ある程度余裕のある制作予算なのであれば、デザインは2~3案提示されることが多いです。但し、予算に余裕がない場合は1案のみになったり、制作するデザインイメージが明確に決まっているような場合は1案のみを提示されることもあります。
2~3案のデザインを提示されたときに最もやってはいけないのが「いいとこ取り」です。
A案のこの部分とB案のこの部分をあわせたようなデザインという要望が、最もデザインを破たんさせるパターンになります。
A案のパーツはA案だからこそをハマるデザインパーツであり、B案のパーツはB案だからこそハマるパーツです。それらを混ぜてしまえば、デザインコンセプト自体も混ざってしまい、A案の良さもB案の良さも殺し合ってしまいます。
デザインを選別する際のポイントとしては、デザインの方向性としてどれが最も正しいのかを判断するのが良いでしょう。
判断したデザインがA案なのであればB案、C案の事をは忘れ、A案のどの部分に課題を感じるので、修正をしてほしいと要望を出す方が良いです。
まずはベースを決める。決めた後に修正を依頼する。そうするだけで、デザインコンセプトを保ちながらも、希望する形に変更していくことが可能になります。

コーディング 制作会社

デザインされたものをhtmlとして組み込んでいきます。一般的には、制作会社のテスト用サーバ環境に、一般の人が見ることが出来ないように、IDとパスワードを設定してアップロードされます。確認する際にはIDとパスワードを入力しなければ見ることができないので、一般の方が制作途中のサイトを目にするという事はありません。

テスト環境確認 発注者

制作会社で用意されたテストサーバにアクセスし、実際にコーディングされたサイトを確認します。リンクなども設定されており、実際に公開されるサイトと同じ状態になっているはずなので、色々と操作してみたうえで、不具合などがないか確認します。

対応のポイント

テスト環境まで上がってしまえば、サイトとしては出来上がったようなものです。テスト環境では、依頼した通りのデザインになっているか、リンクがしっかりと繋がっているかあたりを中心に確認すると良いでしょう。ここでデザインに立ち返るような修正を行うのは避けましょう。追加費用になってしまうケースが多いです。テキストくらいなら良いだろうと思うかもしれませんが、内容によっては変更に時間がかかるようなこともあり、やはり費用になってしまうこともあります。見た目の情報としてはデザイン時にしっかりと確認しておくようにしましょう。

納品・公開 両社

テスト環境で問題がなければ、制作会社は制作したデータを納品します。または、公開までの対応を依頼する場合は、お客様のサーバのアクセス情報を制作会社に共有し、制作会社側でお客様のサーバにデータをアップロードします。サーバにデータがアップロードされると一般のユーザーにもサイトが公開されます。

対応のポイント

納品後は基本的に、修正を行う事はできません。納品の判断はしっかりとテスト環境を確認したうえで行うようにしましょう。納品データに関しては、サーバ担当者に引き渡すなどで公開作業を進めていくわけですが、制作会社に公開を進めてもらう場合は公開後の報告をもらうようにして、公開されたサイトが正しく動いているか確認するようにしましょう。テスト環境で動いていても、実際のサーバにアップロードしてみたら動かないという事もあります。後々気付いても修正してもらえないこともあるので、その場でしっかりと確認し、アップロードに不備があるような場合はその場で指摘するようにする方が無難です。

請求 制作会社

多くの制作会社が、納品後に請求書を発行します。但し、制作規模などによっては前払い金などが発生する場合もあります。

困ったときの相談所

このように、制作会社とのやり取りは思いのほか多い上に、確認しなければならない事も多く、しかも制作会社によってやり方も異なるので戸惑うことも多いかと思います。
当社では、WEBサイトの知識がまったくないお客さまや、WEBサイトに詳しくなくて、制作会社とのやり取りに自信のないお客さまでもじっくりと丁寧に対応させていただいております。
ホームページ制作にお困りでしたら是非、当社までご相談ください。

ホームページ制作に関するご相談は
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この記事を書いた人

Webディレクター歴20年。大卒後、制作会社や広告代理店を経て、2013年に独立。ビジネスに貢献するWebサイト制作をモットーに大手企業から個人事業主まで幅広い顧客のWeb戦略をサポート。昨今では制作会社や顧客のWeb担当者へのWebディレクション教育なども担当する。Webに関するご相談は本ページ上部の「ご相談・お問い合わせ」まで。

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