カット割り
動画や写真の撮影において、シーンや構図を「どのように切り替えていくか」をあらかじめ決める設計作業のことです。撮影前に「絵コンテ」や「カット表」と呼ばれる資料を作成し、構図・カメラアングル・被写体の動きなどを計画します。
Web 担当者の役割と実務ポイント
カメラアングルや照明の細部はプロである映像クリエイターに任せ、Web 担当者は「目的とブランドの伝達」に集中するのが鉄則です。
- 確認の視点:「ターゲット(ペルソナ)にとって不自然な利用シーンになっていないか」「自社のブランドらしさ(ブランドトーン)が伝わるか」をチェックします。
- 絵コンテの事前合意:撮影前に絵コンテを共有してもらい、カット数や流れを確定させます。これにより、現場での「あれも撮りたい」という思いつきを防ぎ、予算や時間を守ることができます。
よくある落とし穴(現場のトラブル例)
- 絵コンテなしで現場に入り、行き当たりばったりで撮影した結果、カット数が膨れ上がり、時間が足りなくなる。
- 現場で「やっぱりこれも」と追加要望を出しすぎ、出演者やスタッフが疲弊してクオリティが下がる。
- テロップ(文字)を入れる前提のカットなのに、余白がなく文字が被って読めなくなる。
- ドローンや屋外撮影の予定があるのに「雨天時の予備日(または代替案)」を決めていない。
- カット割りを完全に業者任せにしてしまい、「きれいだけど自社らしさがない、よくある映像」になってしまう。
言葉をよく利用する人
- カメラマン / 映像クリエイター
- デザイナー
- Web 担当者(発注側)
- ディレクター
- プロデューサー
会話上での使用例
採用動画の絵コンテを業者と擦り合わせる場面
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映像クリエイター
カット割りの絵コンテ案ができました。全部で80カットです。
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Web担当者
ペルソナの20代後半の求職者が、自分も働く姿をイメージできるカットを多めにお願いします。社内会議や休憩、営業同行みたいな日常的なシーンですね。あと撮影日程と、出演者の拘束時間の試算も出してもらえますか。
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映像クリエイター
了解です。日常シーン中心で組み直して、スケジュールも添えてお送りします。
撮影現場で追加撮影の要望が出た場面
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営業
せっかくだから、営業のシーンも追加で撮ってほしいんだけど。
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Web担当者
すみません、カット割りは事前の絵コンテで合意済みで、ここで足すと押し出しで他のカットがズレてしまうんです。今回は予定どおりにして、営業シーンは次回の追撮でしっかり押さえる形にさせてください。