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ゲーミフィケーション

ポイントやレベルアップといった「ゲームの要素」を、ゲーム以外のサービスや Web サイトに応用してユーザーのモチベーションを高める手法です。

代表的なゲーム要素と活用シーン

Web の UX(ユーザー体験)改善において、以下のように広く使われています。

  • 進捗バー:「あと◯ステップ」と表示し、入力フォームの完了率を上げる(EFO:入力フォーム最適化)。
  • レベル・バッジ:会員ランクや SaaS(クラウドツール)の初期設定(オンボーディング)で、達成感を演出する。
  • ポイント・ランキング:購買行動に対する還元や、コミュニティでの貢献度を可視化する。

実務での発想のコツ

ゲーミフィケーションの基本は「面倒な作業を楽しい体験に変える」ことです。ユーザーに達成感や進捗感を加える設計をすることで、サービスの完了率や継続率(エンゲージメント)が大きく伸びます。

初心者が陥りやすい罠(ここがポイント)

担当者が陥りやすいのは、「ゲーム要素を盛り込めば勝手に改善する」と過信してしまうことです。ゲーミフィケーションはあくまで「本質的価値の補強」に過ぎません。サービス自体の価値が薄いのにバッジやポイントだけを用意しても、ユーザーは「単なるご褒美目当て」になり、長続きしません。必ず「価値あるサービス」と「ゲーミフィケーション」の両輪で磨き込んでいく視点が必要です。

言葉をよく利用する人

  • マーケター
  • Web 担当者(発注側)
  • デザイナー
  • プロデューサー

会話上での使用例

フォームの途中離脱が多くマーケターと改善策を話している場面

  • マーケター
    応募フォームの途中離脱がかなり多くて、入力の最後まで進んでくれないんです。
  • Web担当者
    それならゲーミフィケーションの考え方が効きそうです。進捗バーを足して、あと2ステップで完了ですと見せてあげると、ゴールが近く感じて完了率が上がりやすいんですよ。
  • マーケター
    ちょっとした工夫ですけど、心理的なハードルは下がりそうですね。さっそく試してみましょう。

会員サービスの継続率について経営層と話している場面

  • プロデューサー
    会員の継続率をもっと上げたいんですが、何か打ち手はありますか。
  • Web担当者
    会員ランクや達成バッジのようなゲーミフィケーションは有効です。ただし、サービス自体の価値が薄いとゲーム要素だけでは続かないので、本質的な価値の強化と両輪で進めるのが前提になります。
  • プロデューサー
    なるほど、見せ方だけに頼らないようにということですね。中身の改善とあわせて設計しましょう。

関連 Lesson(本書本文)

Lesson 8-4 改善サイクルと A/B テスト