地理的価格設定
物流コストや購買力、税制の違いなどを考慮し、同じ商品でも「販売する地域ごとに価格を変える」戦略のことです。Web ビジネスにおいては、ECサイトの「地域別送料」や、SaaS(クラウドサービス)の「国別料金」などが代表例です。
運用の勘所:「公平感」の担保と透明性
難しいのは、顧客の「公平感」とのバランスです。同じ商品なのに地域で価格が違うと、今の SNS 時代では「不公平だ」と炎上するリスクがあります。そのため、価格差の基準や理由をしっかり明示する透明性が欠かせません。
Web 担当者の実務での関わり方
主に EC サイトの送料・配送オプション設計や、地域限定キャンペーンの実装などで関わります。特に EC サイトにおいて、「自分の地域の送料がいくらか」は、CVR(コンバージョン率 = 実際の購入に至る割合)を大きく左右する超重要要素です。
よくある落とし穴(注意点)
- 説明不足による不信感:システム上で地域別の価格を反映させただけで、サイト上に「なぜ価格が違うのか」という根拠の説明がない。
- 対策:価格差が生じる理由(物流コスト、原価の違い、現地のサポート体制など)を丁寧に説明する「FAQ(よくある質問)ページ」を必ず用意し、顧客が納得できる状態を作りましょう。
言葉をよく利用する人
- マーケター
- Web 担当者(発注側)
- 経理 / 購買
- プロデューサー
会話上での使用例
ECの送料設定を見直す場面
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マーケター
北海道と沖縄の送料を上げたいんです。
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Web担当者
コスト的には妥当ですが、地理的価格設定は公平感を欠くと炎上しやすいので、実コストに連動している点をWebで明示しましょう。
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Web担当者
送料無料になるラインも併記しておくと、納得感が出てクレームも減らせます。
海外向けSaaSの料金を検討する場面
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プロデューサー
海外向けは半額くらいで出したいですね。
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Web担当者
地理的価格設定としては妥当な判断です。ただ国内のお客様がその価格差を知ったときの反応も計算に入れておきたいです。
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Web担当者
価格差の理由をFAQで説明できる形にしておけば、不公平に見えるリスクを抑えられます。