インハウス
業務を外部の業者に委託(外注)せず、自社内で行うことです(内製化とも呼ばれます)。「インハウスデザイナー」「インハウスマーケター」のように、社内でその職能を持つ人を指す言葉としても使われます。
インハウスの「強み」と「弱み」
- 強み:意思決定がスピーディ。自社事業への理解が深い。ノウハウが社内に蓄積される。
- 弱み:採用・教育コストが高い。最新トレンドへのキャッチアップが遅れがち。退職した際のリスクが大きい。
実務での向き合い方:「使い分け(ハイブリッド)」が現実的
全部インハウス、あるいは全部外注というのは極端です。中小規模の企業では「社内の Web 担当者 1 名 + 専門領域ごとに外注 2〜3 社」といったハイブリッド体制に落ち着くことが多くなります。
- インハウスにすべき業務(頻度が高い × 自社固有の知識が必要):日々のコンテンツ更新、SNS運用、顧客対応、効果測定の分析と解釈など。
- 外注に任せるべき業務(頻度が低い × 高度な専門性が必要):数年に一度のサイトのリニューアル、大型キャンペーンのクリエイティブ制作、サーバーの移管など。
現場で陥りやすい「落とし穴」
- インハウス化を目指して外注を切ったものの、採用ができず業務がストップする。
- 外部との接触が減り、世の中のトレンド遅延に気づかず古い手法を続けてしまう。
- インハウス担当者を 1 人に依存し、その人が退職した瞬間にすべてのノウハウやパスワードが消滅する(属人化の極み)。
言葉をよく利用する人
- Web 担当者(発注側)
- 経営層
- 情シス
- 広報
- マーケター
会話上での使用例
経営層からインハウス化を進めようと言われた場面
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経営層
Web制作にコストがかかりすぎている気がする。いっそインハウスに切り替えたらどうかな。
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Web 担当者
更新作業やSNS運用、解析あたりは社内でやる方向で私も賛成です。ただ、大きなリニューアルや大型キャンペーンは外注を続けたほうが結局は安くつくことが多いので、業務ごとに切り分けて考えさせてください。
デザイナーを社内採用すべきか検討する場面
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ディレクター
デザイナーって、インハウスで採用したほうがいいんですかね。
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Web 担当者
更新が週に五件以上あるなら採用コストは回収できると思いますが、月に二、三件なら外注を続けたほうが安いです。もし採用するなら、一人に集中させずバックアップ体制を組んでおかないと、その方が辞めたときに業務が止まってしまうので注意したいですね。