マーケティングオートメーション(MA)
マーケティングオートメーション(MA)とは
見込み顧客(リード)の行動データに基づいて、メール配信・LP出し分け・スコアリング・営業へのアプローチ通知などを自動化するツール群の総称です。HubSpot、Marketo、Pardot、SATORI、SHANON などが代表的なベンダーであり、現在では BtoB マーケティングにおける標準ツールとなっています。
Web 担当者の役割と必須のシステム連携
Web 担当者にとっては、導入時の「サイト計測タグの設計」「フォーム連携」「メールテンプレート作成」といった技術的セットアップから、「シナリオ設計」という戦略部分まで深く関わることになります。また、MA 単体で動かすのではなく、営業部門の顧客管理システム(CRM)や営業支援システム(SFA)と組み合わせてデータ連携させることが大前提となります。
成功の鍵は「シナリオ設計が 9 割」と「コンテンツの弾数」
MA 運用の真髄は『シナリオ設計』が 9 割を占めます。ただツールを導入しただけでは絶対に成果は出ません。「リードの検討度合いに応じた配信設計」を組む必要がありますが、ここで壁になるのが「各シナリオで送るべき魅力的なコンテンツ(ホワイトペーパー、事例集、ウェビナー動画など)が枯渇する」という問題です。シナリオの箱を作るだけでなく、中身となるコンテンツを継続的に制作する体制が揃って初めて機能します。
現場で陥りやすい罠と「あるある」な失敗談
担当者が一番陥りやすい罠は、MA 導入自体が目的化し、シナリオを「ベンダーのテンプレート通り」で動かしてしまうことです。自社の商材特性や顧客のリアルな行動に合わせたカスタマイズと、運用しながらの継続的な改善(PDCA)が不可欠です。
また、現場の泥臭い失敗として最も多いのが「マーケが温めたリードを営業に渡しても、『質が低い』と放置されてしまう(営業が追ってくれない)」という部門間のハレーションです。これを防ぐには、システム導入前から「どのような行動を取った顧客なら営業がアプローチしやすいか」という引き継ぎルール(SQL の定義)を、営業部門と膝を突き合わせて徹底的にすり合わせておく必要があります。
言葉をよく利用する人
- マーケター
- Web 担当者(発注側)
- CRM 担当
- 営業
会話上での使用例
MA導入の効果を経営層に問われる場面
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経営層
マーケティングオートメーションを入れれば、営業効率は上がるのかね?
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Web担当者
ツールを入れただけでは成果は出ないんです。マーケティングオートメーションはシナリオ設計が肝なので、営業と一緒に見込み客の行動を整理してから導入しないと、ツール代だけ無駄になってしまいます。
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経営層
なるほど、まず営業を巻き込んで段取りを組むのが先ということだな。
シナリオ設計の進め方をマーケターと相談する場面
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マーケター
せっかく導入したので、最初からシナリオを10個くらい作り込みたいんですが。
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Web担当者
気持ちは分かるんですが、マーケティングオートメーションは動かしながら改善するのが前提なので、まずは三シナリオで回しましょう。反応を見てから増やすほうが、結局は精度が上がります。
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マーケター
たしかに作り込んでも当たるか分からないですもんね。三つから始めましょう。