用語集は行

ポーターの競争優位

マイケル・ポーターが体系化した、企業の競争優位を生み出す 3 つの基本戦略。コストリーダーシップ戦略 / 差別化戦略 / 集中戦略の 3 軸を提示し、企業はこのいずれかを明確に選んで投資を集中すべき、と説く。「スタック・イン・ザ・ミドル(中途半端)」を避けるべし、という指摘が有名。

Web 担当者にとっては、自社が取るべき競争戦略の言語化と、業者・経営層との戦略議論の共通言語として有用。Web 戦略単独ではなく、事業戦略と Web 戦略の整合性を確認するためのフレームとして使う。

本書のスタンスは「中小企業は集中戦略 + 差別化戦略の組み合わせがほぼ唯一の現実解」。コストリーダーシップは規模の経済が前提なので大手の領域。Web の打ち手はすべて「狭い領域 × 独自情報」に寄せる(Lesson 6-6 / 7-6)。

担当者が陥りやすいのは、3 戦略のどれを取るかが社内で曖昧なまま Web 戦略だけ走らせること。経営層に「うちはどれを取るのか」を聞きに行くのも Web 担当者の役割。

言葉をよく利用する人

  • 経営層
  • マーケター
  • Web 担当者(発注側)
  • プロデューサー

会話上での使用例

中期 Web 戦略の前提整理

  • マーケター
    中期計画で Web の方向性を書きたい
  • Web 担当者
    ポーターの競争優位 でいうと、自社は集中戦略のはずです。Web も全方位ではなく特定セグメントに振りましょう

価格訴求の是非

  • 経営層
    広告は「業界最安」で売り出せ
  • Web 担当者
    ポーターの競争優位 上、自社はコストリーダーシップ戦略を取れる規模ではないです。価格訴求は中長期で苦しくなるので、差別化戦略を主軸に検討しましょう

関連 Lesson(本書本文)

Lesson 2-1 4 つの問い