サジェスト
Google や Yahoo! の検索窓に文字を入力した際、自動で下に出てくる「検索候補」のことです。「オートコンプリート」「オートサジェスト」とも呼ばれます(例:「web 制作」と入れると、「web 制作 会社」「web 制作 料金」などが提案される機能)。
最大の価値は、ユーザーの「生の言葉」を知ること
サジェストは、世の中の人が実際に打ち込んだキーワードの集まりです。企業目線の業界用語ではなく、「ユーザーがどんな悩みを、どんな日常語で検索しているか(検索意図)」を知るヒントの宝庫であり、SEO記事作成の出発点になります。「ラッコキーワード」などの無料ツールを使えば、サジェストを一括で網羅的に取得できて便利です。
実務での具体的な活用法
- 検索意図の仮説立て:例)「web 制作 料金」と調べている人は、発注の比較・検討段階にいるな、と推測する。
- 競合調査:「競合の社名」を打ち込み、評判や解約理由など、ユーザーの隠れた関心を探る。
- 記事の構成案作成:サジェストのキーワード群をグルーピングし、そのまま記事の H2(大見出し)の材料にする。
初心者が陥りやすい罠(落とし穴)
- 手当たり次第の量産:サジェストに出たからといって、自社の事業と無関係なキーワードまで拾って記事を量産してしまう(サイトの専門性がブレます)。
- パーソナライズの罠:自分のブラウザで検索すると、過去の検索履歴などに影響されて偏ったサジェストが出ます。調査時は必ず「シークレットモード(プライベートブラウズ)」を使いましょう。
- ネガティブワードの放置と悪化:自社名で「◯◯ 評判悪い」「◯◯ ブラック」といったネガティブなクエリ(検索キーワード)が出ているのに放置する(指名検索を増やして押し下げるのが基本)。あるいは、怪しい「削除請負業者」に依頼して、かえって事態を悪化させてしまう。
言葉をよく利用する人
- SEO 担当者
- マーケター
- 広報
- ライター / コピーライター
- Web 担当者(発注側)
会話上での使用例
記事の見出し構成をライターに相談する場面
-
Web担当者
次の記事のH2構成なんですが、サジェストから検索意図を仮説立てしてもらえますか。
-
ライター / コピーライター
承知しました。BtoBマーケティングのサジェスト候補を20個ほど集めて、意図ごとに5つくらいに整理します。とはの定義、始め方、成功事例、ツール、成果指標、という流れの構成案を出しますね。
自社名のネガティブな検索候補に気づいた広報から相談される場面
-
広報
社名で検索したら、サジェストに評判悪いという候補が出てくるんです。
-
Web担当者
いわゆるサジェスト汚染ですね。誹謗中傷に当たるなら削除申請という手もあるので、まず法務に相談しましょう。並行して、プレスリリースや事例公開で指名検索を増やして、時間をかけて押し下げていく方針がいいと思います。