キーワードリサーチ
SEO や Web 広告において、自社が狙うべき検索キーワードを調査・選定する作業のことです。ここで方向を誤ると、その後の半年〜1 年の記事制作の労力がすべて無駄になるため、SEO における「最重要の起点」となります。
基本スタンス:「ツールで網羅 → 人で精査」
「検索ボリューム(検索回数)が大きいから」という理由だけで選ぶのは典型的な失敗パターンです。流入があっても CV(売上やお問い合わせ)に繋がらなければ意味がありません。「自社の専門性で、独自に答えられるテーマか(一次情報があるか)」という現場知に立脚した精査が最大の決め手になります。
キーワードリサーチの 6 ステップ
- 起点の決定:狙いたいターゲットキーワードの主軸を 1 つ選ぶ。
- 派生語の収集:「ラッコキーワード」や「Ahrefs」等のツールを使い、サジェストや関連キーワードを 50〜100 個抽出する(「Search Console」を使って、既に自社が取れているお宝キーワードも併せて確認する)。
- 検索意図のグルーピング:ユーザーの悩みが同じキーワード群を 1 つのグループにまとめる(検索意図)。
- 3 軸でのスコアリング:集めたキーワードを「①検索ボリューム」「②競合難易度」「③自社適合度(CV への近さ)」の 3 つの軸で評価し、点数をつける。
- 優先順位付け:スコアの高い上位 5〜10 個を選定し、記事の制作スケジュールに落とし込む。
- 効果検証と改善:月次で検索順位と CV 数を確認し、次のリサーチにフィードバックする。
よくある落とし穴(注意点)
- ツールが弾き出した「検索ボリューム」の数字だけを信じ、自社の専門性で戦える領域かの判断(自社適合度の精査)を怠る。
- 実際にそのキーワードで検索し、競合の上位 10 サイトがどんな記事を書いているか(勝てそうか)を確認せずに決めてしまう。
- 検索意図のグルーピングをサボり、似たようなキーワードで別々の記事を書いてしまい、サイト内でキーワードカニバリゼーション(共食い)を起こす。
- 「キーワード × URL」のマッピング表(管理表)を作らず、重複や抜け漏れが多発する。
- AI に出力させたリサーチ結果やキーワード分類を、そのまま無思考で採用する。
言葉をよく利用する人
- SEO 担当者
- マーケター
- ライター / コピーライター
- Web 担当者(発注側)
- AI 活用担当 / プロンプトエンジニア
会話上での使用例
半期に一度のキーワード見直しの時期が来た場面
-
SEO 担当者
そろそろキーワードリサーチの半期見直しの時期ですね。
-
Web 担当者
今期注力した 20 キーワードを Search Console で確認して、順位が上がったもの、横ばい、下がったものの 3 グループに分けてもらえますか。下がった組は検索意図そのものが変わっている可能性を疑いましょう。新規候補は競合の Content Gap から 10 個ほど出してもらえると助かります。
AI に出させたリサーチ結果を確認する場面
-
マーケター
AI に BtoB マーケのキーワード候補を出させてみました。これでいけそうでしょうか。
-
Web 担当者
AI はどうしても一般論に寄りがちなんです。ペルソナや自社サービスの特性、現場で使われている言葉をプロンプトに足して、もう一周回してもらえますか。キーワードリサーチの最終判定は人の手で、自社が本当に答えられるテーマかどうかで上位 10 個に絞りましょう。