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ホームページ制作会社の探し方【2018年保存版】

ウェブコンサル・ウェブ戦略サポートを行わせていただいていると、よく聞かれるのが
「良いホームページ制作会社(ウェブ制作会社)ありませんか?」
と聞かれることがあります。

このような場合、基本的には
「どんな制作をどのくらいの予算でお願しようとしていますか?」
という質問をさせていただいております。

良いホームページ制作会社の定義は非常に難しいのです。

今回は、「良いホームページ制作会社」の定義の難しさと、選定のコツをお話したいと思います。

ホームページ制作会社は良し悪しある

ホームページ制作会社には色々なタイプ(違い)があります。タイプによって、良い面もあれば悪い面もあります。
タイプの一例を挙げさせていただきますと

■規模の違い
超有名な案件をたくさん抱えている大手制作会社もあれば、10~60人程度の中規模制作会社、小規模であれば個人事業やフリーランスでやっているようなところもあります。
それぞれの良し悪しをざっくりと挙げさせていただくと

・大手制作会社
大規模な制作案件にも安心して応えてくれます。体制や環境も整っているので、品質にブレも少なく、安定したアウトプットを提供してくれます。先端技術にも詳しいです。その分、やはり費用が高くなりやすくなります。大きな会社であればあるほど、制作と直接絡むことのない会計などの間接部門の規模も大きくなり、制作費用の中にはそういった方々を支えるための費用も含まれてしまうのは致し方ない部分となります。
「1人が動いているだけなのに何でそんなに高くなるの?」という疑問が生まれることもあるかと思いますが、規模が大きい会社になれば、個に払う金額とは遠くなっていくのです。

・中規模制作会社
中規模にはベンチャーで成長中の企業が多く、スタッフも非常に前向きで、大手よりも臨機応変な対応や融通を利かせることができます。費用は大手よりも安価なことが多いですが、差がない場合もあります。成長中の企業の場合、良いスタッフを集めているケースが多く、給与待遇も良いため、優秀なスタッフ故に、費用面もそれなりに。ということは少なくありません。このあたりは、企業の方針にもよるので、アルバイトをうまく活用して、非常に安価に対応してくれるところもあります。このように中規模の場合、方針によって価格帯も品質も異なるため、しっかりと企業を見極める必要があります。
さらに、中規模制作会社の場合、体制や環境が整っていない場合があるので、アウトプットにブレがあったり、担当者に依存した制作を行っている場合もあるので、その担当者が退職されたりしたときに同じ品質を保てない可能性があります。

・個人事業主またはフリーランス
個人事業主やフリーランスの良いところは、とにかく小回りが利くところでしょうか。対人になるので、しっかりと向き合ってプロジェクトを進めていくことができます。費用面も企業に比べると安価なケースが多いです。
但し、独りで作業をしているケースが多いので、大規模な案件に対応できなかったり、仕事が溢れてしまって、スケジュールを守れないケースが少なくありません。さらに「もしその人が事故にあったら」という不安もぬぐい切れない部分になります。
そのため、最近では、当社のように、他のフリーランスとチームを組んでプロジェクトに取り組んだり、疑似組織化することで、クライアントへのデメリット面を解消するような個人事業主も存在します。

以上のような良し悪し(違い)があります。


■得意分野の違い

ホームページ制作会社と言っても様々です。大手制作会社となれば、概ねの分野を網羅した対応が可能ですが、中規模以下になると、全ての分野を網羅できているとは限りません。
私の知る限りでも以下の内容に特化したようなホームページ制作会社があります。

・デザイン特化型
もともとデザイナーだった方が企業するような場合はこのような会社になりやすいようです。デザイン性に自信があり、優れたデザイナーを抱えています。但し、コーディングのノウハウ成長環境が乏しく、コーディングなどに関しては、別途、コーディング特化型の制作会社と提携しているケースもあります。このような会社の場合、ディレクターがどのくらい幅を利かせた対応をしてくれるのかが非常に重要となります。デザインに強いのにマーケティングに弱いケースなどもあるので、せっかく素敵なサイトが出来上がったのに成果がでないという場合もあるので、注意が必要です。

・コーディング特化型
このような企業は、基本として、デザインは提供してもらい、コーディングに専念するというケースが多いです。最近では、海外に拠点をもって安価に対応してくれるところも増えています。SEO対策にも長けているケースが多いので、内部対策もしっかりと行ってもらえる場合もあります。どうしてもデザインをしてほしいとお願いすれば対応してくれる企業も多いですが、品質は若干劣るケースが多いので、その企業の品質をしっかりと理解したうえでオーダーする必要があります。

・集客特化型
WEB広告代行を主軸としながら、伴ってSEO対策やランディングページ制作に重きをおいている企業です。集客に非常に強いため、成果を生みやすいですが、継続的に費用が発生するので、使いどころはしっかりと考える必要があります。
WEB広告代行と合わせてランディングページを作成してくれるケースも多く、安価に成果の上がりやすいランディングページを制作してくれるので、希望条件とマッチするのであれば、WEB広告と合わせてランディングページ制作もお願いしてしまうのもお勧めです。

・技術特化型
ウェブ制作というよりもアプリ制作の方が主軸に近く、複雑な仕組みのサイト制作に特化したような企業です。CMSもフルスクラッチ(ゼロから組み立て)で制作することもできるので、オリジナルCMSが必要な場合などには非常に重宝します。但し、専門家が多いので、しっかりと専門家とお話ができるような仲介となる方がその企業にいるのかどうかがポイントとなります。技術肌な方々は、どうも要件を満たすことに注力されるので、逆に要件に書いていないことは守られなくても良いと認識します。その要件をしっかりと詰めることができるかがプロジェクト成功・失敗を分けることになります。

・運用特化型
更新作業に特化した制作会社を指します。オペレーターのようなスタッフを何人も抱えていて、更新ルールさえできていれば、安価に更新作業を行ってくれます。企業によっては、成長のための分析なども行ってくれますが、普段作業をされる方は、オペレーターの方が多く、イレギュラーな対応に弱いケースがあるので注意が必要です。

・EC特化型
ネットショップの制作や運営に特化した制作会社です。体制としては運用特化型と似たところがありますが、コーポレートサイトやブランドサイトとECサイトでは必要なノウハウが違ってくるので、運用特化型だからといってECサイトに強いとは限りません。
逆にEC特化型の制作会社は、ECサイトを専門にしているケースが多く、ECサイト以外に対応できない場合があります。

・戦略またはコンサル特化型
制作する事だけではなく、プロジェクトそのものを踏まえたうえで、ホームページの制作を行います。マーケティングの知識にも長けていて、成功へ向かうため、多角的に施策を提案することができます。このような企業は「作るだけ」ではなく、プロジェクトに寄り添って対応してくれるので、商品やサービスへの理解も高く、相談しやすいパートナーとなってくれます。但し「作る」+「考える」という付加価値があるため、費用が高くなりやすくなります。

以上のようにホームページ制作会社には様々なタイプがあるため、そこには良し悪しがあり、必ず「この会社が良い」というのは難しいのです。

ホームページ制作会社の選定のコツ

ココからはあくまで、当社が新規の制作会社やフリーランスへお仕事をお願いする際に、目を光らせているポイントを暴露させていただきます。

■コミュニケーション方法
これには色々な要素があるのですが、例えば、データの共有方法や主な連絡のやりとりなどが該当します。
当社ですと、データ共有方法はboxを利用していたり、連絡のやり取りはチャットワークを主軸にしています。
もちろんそれ以外を受け入れないというわけではないのですが、上記を利用していると、当社の作業効率が違うので、どうしても鑑みなければならない部分となります。
ホントにあくまで個人的な見解ですが、やたらと電話で話したがる制作会社やクリエイターはあまり好ましく思っていなかったりします。
電話のメリットはニュアンスや感情が伝わることにあると考えています。そのためとても丁寧なコミュニケーションであると思いますが
私の経験上では、報告や質問を電話で行いたがる人は、最終的に「言った言わない」の話になるような人が多く、電話での話の内容にもまとまりがないため、何のために電話をしているのかが不明な方が多かったというのもあり、電話をしたがる方は避ける傾向にあります。
電話するにしても、メールやチャットワークで明文化したうえで、補足的に電話されるのであれば良いのですが。

■プロジェクトに対する目的意識
例えば、デザインをお願いする場合でも、その方が、ただこちらが作成した画面構成をデザイン化するだけなのと、プロジェクトの目的を意識して、デザインを作成してくれるのとでは大きく違います。
プロジェクトの目的を理解してくれていると話も早いですし、進むべき方向も同じ方向へ進めるので、良いアウトプットが生まれやすくなります。
これは、コーダーなども同じで、「作ればいい」という考えで作成されるとやはりおかしなものが出来上がりやすいです。
もちろん、目的意識を持ってもらうために、そのプロジェクトが何をしようとしているかしっかりと説明する義務は生じると思います。
しっかりと説明した上でも「私はこの部分だけを作ればいい」と考えているような方は避けて通るようにしています。

■稼働可能状況
これは、空いているかどうかよりも、空きすぎていないかどうかの方が着目点になります。お仕事が全然ないという事は、もしかすると信頼できるお仕事ができていないという可能性もあります。もちろん、タイミングによって、お仕事がない時期などもあり得るので一概に言える事ではありませんが、まったく仕事がないという場合は少し注意して検討します。

■その方のウリが何か
私の場合は、「安さ」をウリにしている方とはあまりお仕事をしません。採算の検討はできているので、予算の中に納まれば、無理に安くする必要はないのと、ウリが「安さ」というのは非常に危ういと思っています。「安さ」を生むためのスキームがしっかりと出来上がっているのであれば別ですが、これも稼働可能状況と似たところがあり、暇だから安く対応するという場合や、他社と比較して、クオリティで勝ち目がないから安さに走るというのは、制作をお願いするうえで非常に危ういので避けるようにしています。

依頼する際には以上のようなことに注意を払っています。

偉そうな事を言ってもコチラはお願する立場

選定するとか偉そうなことを言っていますが、結局はお願いする立場である事に違いないのと、「発注してあげている」という気持ちで依頼をすると、絶対に良い関係を生むことはできないと思っています。
発注するという事は、自社では対応しきれないところを「補っていただいている」のです。
私は、制作会社やフリーランスの方々に感謝し、信頼しています。だからこそ、その感謝や信頼が歪んでしまわないように、事前に、相手の事をしっかりと理解し、自分のこともしっかりと理解していただいた上で、ご協力いただくようにしています。