AWS(Amazon Web Services)
よみ: エーダブリューエス
Amazon が提供する、世界シェア No.1 のクラウドコンピューティング(クラウド)サービスです。サーバー、ストレージ、データベースなど 200 以上のサービスを、使った分だけ支払う「従量課金」で組み合わせて利用できます(競合:Google Cloud、Microsoft Azure など)。
Web 担当者が知っておくべき「導入の判断基準」
一般的なコーポレートサイト等において、「とりあえず AWS」を選ぶのは危険です。サーバー代自体は安く見えても、構築費・運用監視費が上乗せされ、総コストが跳ね上がるため、月額数千円のレンタルサーバーの方が適している場面が多々あります。
【AWS が向いているケース】アクセス数の変動が激しい、独自の複雑なインフラを組みたい、自社で SaaS(Web サービス)を開発・提供する、など。
運用に必要な幅広い専門知識
「ただ仮想サーバー(EC2)を 1 台立てるだけ」でも、ネットワーク設定(VPC)やアクセス権限管理(IAM)、OS の更新やログの設計など、高度な専門知識が求められます。社内にインフラエンジニアがいない場合は、運用を丸ごとお任せできるサービス(マネージドサービス)を選ぶか、通常のレンタルサーバーに留めるのが現実的です。
よくある落とし穴(絶対に防ぐべき重大リスク)
- アカウントの業者名義化:業者に丸投げした結果、AWS アカウントが「業者所有」となり、契約解除時に自社のシステムやデータを引き上げられなくなるトラブル。
- 青天井の高額請求:コスト上限の通知(Billing アラート)を設定し忘れたり、アクセスキー(パスワードのようなもの)を漏洩させたりして、月末に数百万円規模の請求が来る事故。
- データ流出:ストレージ(S3)の公開設定を少し間違えただけで、顧客データが全世界に公開されてしまう。
鉄則:AWS を使い始める際は、「自社名義でのアカウント取得」「ルートユーザー(最高権限)の MFA(多要素認証)設定」「コスト上限通知の設定」を、初日に必ず行いましょう。
言葉をよく利用する人
- インフラエンジニア
- バックエンドエンジニア
- 情シス
- Web 担当者(発注側)
- 経営層
会話上での使用例
業者がAWSで構築しますと提案してきた場面
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業者ディレクター
今回のサイトはAWSで構築します。拡張性を考えると最適です。
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Web担当者
アクセスはピークでも1日5000PVくらいなんですが、それならレンタルサーバで十分じゃないですか。構築費だけでなく運用費の見積もりも合わせて出してもらえますか。
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業者ディレクター
失礼しました。要件を踏まえると、レンタルサーバと前段キャッシュの構成に組み直します。
テレビ放映でアクセスが集中して落ちるサーバの対策を検討する場面
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経営層
テレビで紹介されるとアクセスが集中してサイトが落ちる。何とかならないのか。
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Web担当者
常時AWSに移すと月額がかなり上がってしまうので、まず前段にキャッシュを入れて様子を見ます。それでも捌けないと判断したら、期間限定でAWSの構成を組むのが現実的かと思います。