バックアップ
サイトのファイル・データベース・コンテンツを別の場所に複製して保全することです。CMSは本体・テーマ・プラグイン・本文データ・画像が連動して動くため、トラブル時に元に戻すには「ファイル一式」と「データベース」の両方のバックアップが必要です。改ざん・誤操作・更新失敗・サーバ障害からの復旧の生命線になります。
実務での鉄則(運用のチェックポイント)
バックアップは「取っているか」ではなく「実際に元の状態に戻せるか」がすべてです。プラグインの更新や大きな改修(本番環境への反映:デプロイ)の前には、必ず手動でも取得しましょう。
- 保存場所の分散:万が一のサーバー障害に備え、バックアップデータはサーバー内ではなく、必ず「サーバーの外(別のクラウドやストレージ)」に保存します。
- 世代管理(何日分残すか):過去数日〜数週間分のデータをさかのぼって復元できるよう、複数の「世代」を残す設計にします。
- 復元テストの実施:半年に 1 回など、実際にデータを復元できるかテストを行い、ロールバック(ロールバック・元の状態への差し戻し)の手順を担当者が把握しておきます。
実務での落とし穴(よくある大事故)
- サーバーごと全滅する:バックアップデータを同じサーバー内に保存していたため、サーバー自体の故障や火災で本番データもバックアップも同時に消滅するケース。
- データの「先祖返り」が起きる:担当者が最も陥りやすい罠です。ネットショップや会員制サイトなどで、数日前の古いバックアップをそのまま復元した結果、その後に顧客が購入した注文履歴や会員登録データが上書きされて消えてしまう大事故。
- 復元がブラックボックス化している:取得や復元の手順を外部の制作会社に丸投げしており、会社の休業日などの緊急時に自社で何も対応できず復旧が遅れること。
言葉をよく利用する人
- Web 担当者(発注側)
- 情シス
- インフラエンジニア
- コーダー / フロントエンドエンジニア
- バックエンドエンジニア
会話上での使用例
大きなプラグイン更新の前にバックアップ体制を確認する場面
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Web担当者
来週プラグインを大幅に更新する予定です。バックアップのほうは大丈夫でしょうか。
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コーダー
更新の直前に、ファイルとデータベースの両方を手動で取得します。万一に備えて元に戻す手順も用意しておくので、問題が出ても安全に戻せます。
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Web担当者
それなら安心して進められます。よろしくお願いします。
自動バックアップが本当に役立つか、情シスに確認する場面
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Web担当者
自動バックアップはちゃんと動いていますか。
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情シス
日次で取得できています。ただ、大事なのは取れているかより、いざというとき戻せるかなので、四半期に1回はステージングへ復元テストをして実効性を確かめましょう。
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Web担当者
たしかに、戻せて初めて意味がありますね。復元テストもお願いします。