キャッチコピー
Web サイトや LPのファーストビュー(最初に目に入る領域)に配置し、ユーザーに「開始 3 秒で、これは自分のためのサイトだ」と直感的に判断させるための短い訴求文です。
基本構造:「メイン」と「サブ」の役割分担
- メインコピー(感情を動かす):10〜20 文字程度。ユーザーのベネフィット(利益や悩みの解決)を直感的な言葉で伝える。
- サブコピー(論理で補足する):メインコピーの下に配置し、具体的な機能や理由などの説明(納得感)を担う。
Web担当者が持つべき「2 つの評価軸」
細かな語尾の調整は制作側に任せ、担当者は以下の本質的なジャッジに集中します。
- 目的(CV行動)に直結しているか:ただの「カッコいい格言」になっていないか。ユーザーの悩みを解決し、次の行動を促すベネフィット起点になっているか。
- 競合の社名に差し替えても成立しないか:「業界一の専門性」「最先端の技術」など、他社の名前に置き換えても違和感がない一般論は、訴求として機能していません。自社ならではの強みが反映されているか確認します。
実務でのチェックリスト
- 業界用語を避け、ターゲット(ペルソナ)が日常的に使う言葉に翻訳されているか。
- スマホ(SP)のファーストビューに、読みやすい文字サイズで収まる長さか。
よくある落とし穴(注意点)
- 「お客様第一」「最高水準」のような、実態を評価できない抽象的な言葉(バズワード)を使ってしまう。
- 顧客のベネフィットよりも、社内の事情(受賞歴や売上規模)ばかりを強調してしまう。
- メインコピーとサブコピーで、言い回しを変えただけで結局「同じこと」を 2 回言っている。
- AI にキャッチコピーを量産させた結果、表現が他社と似通った「よくある無難なフレーズ」になってしまう。
言葉をよく利用する人
- ライター / コピーライター
- マーケター
- Web 担当者(発注側)
- デザイナー
- 広報
会話上での使用例
ライターから初稿のキャッチコピーが上がってきた場面
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ライター / コピーライター
メインのキャッチは、業界 No.1 の専門性で、お客様の課題に応えます、でいかがでしょう。
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Web 担当者
ありがとうございます。ただこのキャッチコピー、競合さんの名前に置き換えても成り立ってしまう一般論になっているんです。ベネフィット起点で、現場の困りごとを 3 ステップで解決、のように具体的な表現に書き換えていただけますか。ペルソナの現場マネージャーが使う言葉で寄せてもらえると刺さると思います。
経営層からキャッチに日本一を入れたいと言われた場面
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経営層
キャッチコピーに日本一って入れたいんだよね。気持ちが乗るから。
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Web 担当者
お気持ちは分かるのですが、根拠データがないと景品表示法の優良誤認に触れる恐れがあるんです。同じ意図でしたら、導入企業 300 社突破、のような事実ベースの数字訴求のほうが安全で、説得力も高くなりますよ。