用語集さ行

相互リンク

2 つの Web サイトが、お互いにリンクを張り合うことです。2000 年代の SEO では「リンクが多いほど順位が上がる」仕様だったため乱用されましたが、現在は Google が「作為的な相互リンク」を検知し、ペナルティ(検索順位の大幅な下落や検索結果からの除外)の対象としています。

運用の勘所:「自然」か「作為的」かの見極め

「相互リンク=すべて悪」ではありません。事業上の実体がある「自然なリンク」は問題ありませんが、「リンクを獲得すること自体」が目的になっているものは避ける必要があります。

OK(自然な相互リンク)

  • 実際に取引や協業の事実がある
  • コンテンツの文脈上、相手を紹介するのが自然
  • お互いの業界・テーマに関連性がある

NG(作為的な相互リンク)

  • ただリンクが羅列されただけの「リンク集」ページ
  • 自社とまったく無関係の業種
  • リンクのテキストに「東京 Web 制作」など SEO キーワードを不自然に詰め込んでいる

よくある落とし穴(注意点)

  • 取引先の依頼でペナルティ:取引先から「相互リンクをお願いします」と頼まれ、断りきれず安易にリンク集に載せてしまい、道連れでマイナス評価を受ける。
  • 過去の負の遺産:昔作った「お友達リンク」のページが放置されたままで、サイト全体の評価を下げている。
  • グループ会社間の過剰なリンク:関連会社同士の全ページのフッターで相互リンクを張り合い、スパムと判定される。
  • 否認ツールの誤用:悪質なリンクを無効化する「否認ツール(否認ツール・Search Console の機能)」を、大して影響がないのに焦って使い、かえって評価を下げてしまう。

言葉をよく利用する人

  • SEO 担当者
  • マーケター
  • Web 担当者(発注側)
  • 広報

会話上での使用例

取引先から相互リンクの依頼が来た場面

  • 営業
    お取引先のA社さんから、相互リンクをお願いしたいと言われたんですが、応じて大丈夫ですか。
  • Web担当者
    実際に取引のある関連業界の会社なので、自然なリンクとして問題ないですよ。
  • Web担当者
    ただ、ただのリンク集に並べる形は避けたいので、事例紹介やお客様の声の中で「協業しているお取引先です」と分かる文脈の中でリンクする形にしましょう。

過去の相互リンクの整理を業者と相談する場面

  • 業者ディレクター
    昔やった相互リンクが30件ほど残っています。整理しますか。
  • Web担当者
    整理しましょう。低品質なサイトとのリンクは削除を依頼して、応じてもらえないところは否認ツールで対応します。
  • Web担当者
    実体ある取引先のものだけ残す方針で、Ahrefsでリンク元の質を確認しながら、半期かけて進めてください。

関連 Lesson(本書本文)

Lesson 6-4 外部 SEO と被リンク