用語集A〜Z

JavaScript / JS

よみ: ジャバスクリプト / ジェイエス

Web ページに「動きと反応」を加えるプログラミング言語です。略して「JS(ジェイエス)」と呼ばれます。

HTMLが「建物の骨組み」、CSSが「壁紙(見た目)」なら、JS は「自動ドアやエレベーター(動き)」の役割を果たします。具体的には、アニメーション、Google マップの表示、チャットツール、入力フォームのエラーチェックなどを担います。

Web 担当者に求められる基本姿勢

担当者自身が JS のコードを書ける必要はありません。ただし、制作側からの「何でも JS でリッチに動かす提案」を鵜呑みにせず、「本当にそこまで動かす必要があるか?」「動作が重くならないか?」を見極める視点を持つことが重要です。

実務における設計の注意点

  • SEOへの影響:JS を使って動的にページを表示する仕組み(SPA など)は、Google の検索エンジンが内容を正しく読み取れないリスクがあります。
  • 致命的なエラーの連鎖:JS がエラーを起こすと、「購入ボタンを押しても反応しない」など、致命的な機会損失(CV 経路のストップ)に繋がります。
  • 表示速度の低下:アクセス解析(GA)や広告タグ、チャットツールなどの外部ツール(外部スクリプト)を大量に入れすぎると、サイトの表示が遅くなります。

初心者が陥りがちな「5 つの落とし穴」

  • コンバージョン(CV)の計測漏れ:フォームの送信完了が GA4に正しく送られておらず、CV がゼロに見えてしまう。
  • タグの競合エラーGTM(Google タグマネージャー)で入れた複数のタグ同士がぶつかり合い、エラーを起こす。
  • 特殊なサイト(SPA)の計測設定忘れ:ページがリロードされずに切り替わるサイトの場合、特殊な設定をしないと「ページ移動」が計測されません。
  • セキュリティの放置:古い JS の仕組みをそのまま使い続け、サイバー攻撃の入口(脆弱性)になってしまう。
  • 担当者の確認不足:「業者にタグ設置を頼んだから終わり」ではなく、担当者の責任範囲として「GA のリアルタイムレポートで、実際にタグが動いている(発火している)かを確認する」ことが必須です。

言葉をよく利用する人

  • コーダー / フロントエンドエンジニア
  • Web 担当者(発注側)
  • バックエンドエンジニア
  • アクセス解析担当
  • デザイナー

会話上での使用例

業者からリッチな実装を提案され、要件と照らす場面

  • 業者ディレクター
    ファーストビューにJavaScriptでパララックスとパーティクルを入れましょう。かなりインパクトが出ます。
  • Web 担当者
    スマホで重くなりませんか。成約を取るためのページなので、ファーストビューは1.5秒以内に表示が出ることを優先したいんです。動きはサブのビジュアルだけに絞れないでしょうか。
  • 業者ディレクター
    了解です。サブのビジュアルだけ動かして、ファーストビューは静止画とボタンに絞ります。

成約数が急に減って原因を探る場面

  • アクセス解析担当
    先週から成約の計測が半分になっています。タグまわり、何か触りましたか。
  • Web 担当者
    リニューアルのときにフォーム送信をJavaScriptで非同期化したと聞いています。送信成功のイベントが解析側に飛ばなくなった可能性が高いです。リアルタイム計測を見ながら実機でテストして確認します。

関連 Lesson(本書本文)

Lesson 1-5 HTML / CSS / JavaScript と CMS