マインドマップ
中心にメインテーマ(主題)を置き、そこから関連するキーワードを放射状に枝分かれさせて描く発想図です。トニー・ブザンが提唱した手法で、人間の脳の連想構造に近い形で直感的にアイデアを広げられるのが特徴です。
現場での設計原則:「発散」と「収束」の使い分け
基本にして最大の勘所は、「マインドマップはアイデアの発散用、ロジックツリーは情報の収束(整理)用」と明確に使い分けることです。
ロジックツリーが物事をモレなくダブりなく「論理的分解」するのに対し、マインドマップは制限を設けず「発想の広がり」を可視化するのに向いています。アイデアを無限に広げたい時はマインドマップで書き出し、そこから情報を絞り込んで構造化したい時はロジックツリーに切り替える、という往復が重要になります。
実務での活用シーンと定番ツール
Web 担当者にとっては、新コンテンツの企画ブレスト、SEO対策に向けた関連キーワードの洗い出し、サイト構造(ディレクトリ)の初期検討など、ゼロイチの立ち上げで強力な武器になります。
現在は手書きよりも、複数人で同時編集ができるデジタルツール(XMind、MindMeister、Miro、FigJam など)を Web ブラウザ上で使うのが現場の定番です。
現場でよくある「痛い失敗」と次のアクション
担当者が最も陥りやすい罠が以下の 2 点です。
- アイデアの空中分解:マインドマップで気持ちよく広げただけで満足してしまい、意思決定に持ち込まないケースです。広げた後は必ず、似たアイデアをまとめる「KJ 法」を活用し、その上で「効果の大きさ × 実現のしやすさ」などの 4 象限マトリクスで優先順位をつけ、実行可能なタスク(ToDo)に落とし込むのが鉄則です。
- 制作会社への「カオスな丸投げ」:ブレストで巨大化した散らかった状態のマインドマップを、そのまま制作会社に「これでサイトを設計してください」と渡してしまう大事故です。業者は意図を汲み取れず大混乱に陥るため、「マインドマップはあくまで社内の発散用。業者に渡す時はスプレッドシート等の要件定義書に変換する」という翻訳作業を必ず挟んでください。
言葉をよく利用する人
- Web 担当者(発注側)
- マーケター
- ディレクター
- デザイナー
- プロデューサー
会話上での使用例
新カテゴリのコンテンツ案をブレストで広げる場面
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ディレクター
新しいカテゴリのコンテンツを考えたいんですが、いきなり一覧表を埋めようとすると手が止まってしまって。
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Web担当者
まずは発散から入りましょう。マインドマップで全員一緒に放射状に書き出して、出し切ったところで似たものをグルーピングして優先順位をつけるのがおすすめです。
サイト構造の検討に入る前段でツールを相談する場面
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プロデューサー
情報設計の前に、頭の中を整理する何かいい方法はないですか。
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Web担当者
マインドマップで扱いたいカテゴリを思いつくまま枝分かれさせてから、ロジックツリーで階層に落とし込むと進めやすいですよ。広げる作業と絞る作業は分けたほうが迷いません。