用語集A〜Z

NG ワード

よみ: エヌジーワード

自社の Web コンテンツ、SNS、広告などにおいて「使ってはいけない単語や表現」をまとめたリストです。Web 制作や原稿作成における品質管理・リスク管理の起点となる、非常に重要な資料です。

運用における最大のポイント

リストは「一度作って終わり」ではなく、社内のクレーム事例などを元に継続的に更新(育成)し続けることが重要です。また、自社内だけでなく、記事を発注する際の外部業者やライターにも必ず共有し、チェック体制に組み込みましょう。

NG ワードの主なカテゴリ例

  • 法令系:薬機法や景表法(虚偽・誇大広告の禁止)など、違反すると罰則がある表現。
  • 業界規制系:医療、健康食品、金融業界などが独自に定めている自主ルール。
  • ブランド系:競合他社の社名、自社の旧社名、すでにない部門名など。
  • 不適切表現:性別、国籍、年齢、障害などに対する差別的・不快な表現。
  • セキュリティ系:未公開の事業計画、退職者名、顧客の個人情報など。

よくある落とし穴(注意点)

  • リストを作っただけで満足し、実際のチェックフローに組み込まれていない。
  • 過去の炎上や事故の知見がリストに反映されず、組織として同じ失敗を繰り返す。
  • 【AI 活用の罠】生成 AI を使う際、プロンプトに NG ワードの除外指示を入れておらず、出力後の自動チェック体制も漏れている。
  • 【過剰規制の罠】「競合名」をシステム的に一律 NG にしてしまい、社内資料での競合分析すらできなくなる。

言葉をよく利用する人

  • 法務 / 契約担当
  • ライター / コピーライター
  • マーケター
  • Web 担当者(発注側)
  • 広告運用者

会話上での使用例

AI で原稿を生成する社内ルールを整える場面

  • マーケター
    AI で原稿を生成しようと思っていて、ChatGPT を使います。
  • Web 担当者
    NG ワードのリストを、プロンプトの先頭に必ず入れてください。出力したあとも機械的にチェックして、引っかかったら手動でレビューを。最後の校正も、別のやり方で突き合わせて確認しておくと安心です。
  • マーケター
    わかりました、リストを先頭に入れて、出力後のチェックも仕組みにします。

過去に起きた表現の事故を再発防止につなげる場面

  • Web 担当者
    先月の SNS 投稿で、業界 No.1 と書いてしまって、景表法の指摘を受けました。
  • ディレクター
    では NG ワードのリストに、No.1 や日本一、業界一を追加しましょう。事故の経緯も失敗の記録として残して、社内の研修ネタにも使えるようにしておきます。
  • Web 担当者
    そうしましょう。同じ失敗を繰り返さないよう、リストは定期的に更新していきます。

関連 Lesson(本書本文)

Lesson 5-2 コピーは「目的に直結」