用語集か行

ゴールデンルート

サイト訪問から CV(問い合わせ・購入など)に至るまでの中で、最も成果を生む「主要なユーザーの通り道」のことです。

代表的なルートの例

単一ではなく、流入元に合わせて複数のルートを並列に設計するのが一般的です。

  • 【検索流入からのルート】:検索 → お役立ち記事 → 導入事例ページ → 問い合わせ。
  • 【広告流入からのルート】:広告 → LP(ランディングページ) → フォーム送信。

設計の基本:「情報が先、ページは後」

ツリー型のサイトマップ(階層図)では訪問者の動きが見えません。まずは「ユーザーがどういう順番で情報を知りたいか」というシナリオ(動線)を先に描き、それに合わせてページを配置していくのが鉄則です(情報設計(IA))。階層の深さよりも、「CV までのクリック数がどれだけ少ないか」が勝負を分けます。

実務での検証ステップ

  • GA4の「経路探索」や「ファネル分析(漏斗分析(ファネル))」を使い、実際のユーザーの動きを確認する。
  • 事前に立てたペルソナ(顧客像)の行動仮説と突き合わせる(ズレていれば、ペルソナか動線のどちらかが間違っています)。
  • 「関連リンクが余計な離脱を生んでいないか」「フォーム直前でルートが切れていないか」を微調整する。

初心者が陥りやすい罠(落とし穴)

  • 1 つのルートへの依存:広告経由のルートばかりに注力し、検索や SNS からの流入ルートを切り捨ててしまう。
  • 設計と計測の分断:せっかくルートを描いたのに、GA4 での計測設定(イベントトラッキングなど)が漏れており、効果検証ができない。
  • 関係者間の共有不足:制作業者にルートの意図を共有していないため、CV ボタンが目立たないなど、デザインの継ぎ目で動線が途切れてしまう。

言葉をよく利用する人

  • Web 担当者(発注側)
  • ディレクター
  • マーケター
  • アクセス解析担当
  • デザイナー

会話上での使用例

業者から階層型のサイトマップ案を提示された場面

  • 業者ディレクター
    まず全体像として、階層構造のサイトマップ案を作ってみました。
  • Web担当者
    ありがとうございます。ただ階層図の前に、ゴールデンルートの図をいただきたいです。広告から入ってLP、事例ページ、問い合わせという成果までの動線を先に描いて、その上で各ページを位置付けてもらえると、訪問者の動きが見えやすくなります。
  • 業者ディレクター
    承知しました。主要な流入元を3系統、ペルソナ2枚と掛け合わせて動線図を起こしますね。

公開後にGAで実際の経路を確認する場面

  • アクセス解析担当
    想定していたゴールデンルートと実際の動きがズレています。広告から入った人の6割が、事例ページを経由せず直接お問い合わせに飛んでいました。
  • Web担当者
    だったらLPの中に事例を1件埋め込んでしまいましょう。わざわざ事例ページへ送らなくても済みます。事例ページへの誘導は、SEO流入のほうを主導線にして組み直しましょう。

関連 Lesson(本書本文)

Lesson 2-5 情報設計とゴールデンルート