モデレートテスト
5〜8 人のユーザーに、テスト進行役(モデレーター)立ち会いで実際にサイトを操作してもらい、感想・行動を観察する定性調査。「ユーザビリティテスト」「ユーザーテスト」「リサーチセッション」とも。Zoom 等のオンライン会議で画面共有しながら実施するのが主流。質的データに強い、A/B テスト([[abtest]])と対をなす調査手法。
本書のスタンス(Lesson 8-4)は「判断の世界 3 階層の『階層 C(深く理解する世界)』に該当。新規 LP 設計時・リニューアル前の理解深化に有効」。5〜8 人で十分(それ以上やってもほぼ同じ洞察)。ファシリテーション技法が品質を左右する。「数字で見える化」できない感情・思考のプロセスを直接観察できる点が強み。
実施の実務:参加者の選定(ペルソナに近い人 5〜8 名、社外から募集)、シナリオ準備(「LP を見て検討するシーン」「フォームに入力するシーン」など具体タスク)、進行役のスキル(誘導しない / 沈黙を待つ / 深掘り質問 / 録画許諾)、所要時間 60〜90 分 / 1 人、記録方法(画面録画 + 音声録音、許諾必須)、分析(共通する迷いポイント・期待外れポイント抽出)、謝礼設計(QUO カード / 商品券 3,000〜10,000 円)、NDA / 公開許諾の整理。
落とし穴は、参加者がペルソナとズレて意見が偏る、進行役が誘導してしまい本物の声が出ない、ファシリテーションスキル不足で深掘りできない、録画許諾の証跡なし、5 人で打ち切りべきところを 20 人やってリソース消耗、定性データを定量的に扱おうとして数値化に走る、AI モデレーターを使うと自由な発言が出ない、テスト後の組織共有を怠って学習が個人化。
言葉をよく利用する人
- マーケター
- デザイナー
- Web 担当者(発注側)
- ディレクター
会話上での使用例
リニューアル前の理解深化に使う場面
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Web 担当者
リニューアル前、ペルソナの理解を深めたい
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マーケター
モデレートテストを 5 名で実施しませんか。現サイトで「料金プランを比較する」タスクを 90 分。共通する迷いポイントが見えれば、リニューアル時の改善優先課題が明確化します。謝礼 1 人 5,000 円程度で
進行役のスキル不足を相談する場面
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マーケター
モデレートテストの進行、社内でやって誘導してしまいました
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Web 担当者
次回は外部のリサーチ専門家に依頼しませんか。1 セッション 5 万円程度ですが、フラットな質問で本物の声が出やすい。社内も観察役として同席、ファシリテーション技法を学ぶ機会にもなります