用語集A〜Z

Google コアアップデート

よみ: グーグルコアアップデート

Google が年に数回(主に 3〜4 回程度)実施する、検索アルゴリズムの「大規模な評価基準の見直し」のことです。特定のジャンルだけでなく全体の検索順位が大きく変動するため、Web 担当者にとっては最も警戒すべきイベントの一つです(実施時は Google の公式 X アカウントやブログで予告されます)。

最大のポイント:「小手先の SEO」から「独自情報・E-E-A-T」への転換

コアアップデートで順位が下落するサイトは、総じて「他サイトの情報をまとめただけの薄いコンテンツ」や「独自性のない記事」が多い傾向にあります。これを「自社の独自情報(一次情報)や E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)を強化する好機」と前向きに捉え、中長期的なコンテンツ投資へ舵を切るのが王道の戦略です。

実務における「初動対応」の鉄則

  • 展開完了まで「静観」する:アップデートの展開には約 1〜2 週間かかります。途中で順位が乱高下しても、展開が完了するまでは絶対にいじらず静観します。
  • 影響範囲の特定:展開完了後、Search Consoleを使って「サイト全体が下がったのか」「特定のカテゴリ(テーマ)だけ下がったのか」を分析します。
  • 「サイト全体の質」の改善:低品質なページを削除・統合する、専門家の監修を入れるなど、サイト全体の信頼性を底上げする施策を策定します。

よくある落とし穴(注意点)

  • 順位が落ちたことにパニックになり、展開が完了していないのにページを修正してしまう。
  • 順位を取り戻そうと、「タイトルタグ(title タグ)の微調整」や「キーワードの追加」といった小手先の SEO(個別ページの微調整)に走り、時間を無駄にする(コアアップデートは「サイト全体の質」を評価しているため、表面的な修正では絶対に順位は戻りません)。
  • 経営層に「なぜ順位が下がったのか、明日までに対策を出せ」と詰められ、根本的な品質改善(中長期の投資)から逃げてしまう。

言葉をよく利用する人

  • SEO 担当者
  • Web 担当者(発注側)
  • マーケター

会話上での使用例

コアアップデートで主力キーワードの順位が下がった場面

  • SEO 担当者
    コアアップデートのあと、主力キーワードが5位から15位まで落ちてしまいました。
  • Web 担当者
    Google コアアップデートはサイト全体の質を見ているので、小手先では戻りにくいんです。低品質ページを整理しつつ、独自視点の記事を足していって、3ヶ月後の回復を狙いましょう。中長期で構えたいですね。
  • SEO 担当者
    焦って個別ページをいじっても無駄なんですね。腰を据えてやります。

アップデートの予告が出てマーケターが対応を相談する場面

  • マーケター
    来週コアアップデートが来るらしいって聞いたんですが、何か今からできることは?
  • Web 担当者
    正直、Google コアアップデートの直前にできることはほとんどないんです。日頃からコンテンツの棚卸しを終わらせておくのが本筋なので、これを機に見直しを習慣化しましょう。
  • マーケター
    そういうものなんですね。慌てないようにします。

関連 Lesson(本書本文)

Lesson 6-6 AI 検索と GEO 戦略の現在地