用語集A〜Z

KSF

よみ: ケーエスエフ

英語表記:Key Success Factor(重要成功要因)。事業や施策が成功するために「決定的に重要な要素」を指します。KGI(最終目標)を達成するための「鍵となるレバー」であり、すべての施策の優先順位を決める基準となります。

具体例:目標達成までの流れ

  • KGI(最終目標)ECサイトの年間売上を 1 億円にする。
  • KSF(成功の鍵):新規集客よりも「既存顧客のリピート率向上」に注力する。
  • KPI(中間指標):メルマガの開封率◯%、2 回目購入率◯%。

実務でのポイント

実務では、KSF が曖昧なまま KPI(数値目標)を並べても、何が本当に大事かが分からず施策が分散してしまいます。必ず「KGI → KSF → KPI」の順序でブレイクダウンしていくことが重要です。また、KSF は経営側と現場が対話し、認識をすり合わせて初めて意味を持ちます。現場だけで決めると視野が狭くなり、経営だけで決めると現場の現実から乖離してしまうためです。

初心者が陥りやすい罠(ここがポイント)

担当者が陥りやすいのは、KSF を 5 つも 6 つも挙げてしまい、結局すべてを重要視してしまうことです。KSF は文字通り「Key(鍵)」なので、絶対に外せない 2〜3 個に絞り込みましょう。それ以外は「重要だが、今の KSF ではない」と切り捨てる勇気を持つことが、戦略を成功に導きます。

言葉をよく利用する人

  • 経営層
  • マーケター
  • Web 担当者(発注側)
  • ディレクター
  • プロデューサー

会話上での使用例

年次のKPI設計会議で指標を並べようとしている場面

  • 経営層
    今期はKPIを12個くらい並べて管理したいんだが。
  • Web担当者
    その前に、KSFを2つか3つに絞らせてください。本当に効く鍵が決まれば、KPIが12個あっても自然に重みづけが見えてきます。先に並べると全部が同じ重さに見えてしまうんです。

改善施策が多すぎて優先順位がつかない場面

  • マーケター
    改善したい施策が30個ほどあって、どこから手をつけるか決まりません。
  • Web担当者
    KSFから逆算しましょう。鍵に直結する施策だけをQ1で回して、残りはQ2以降に送る。そう整理すると、やることが一気に絞れます。

関連 Lesson(本書本文)

Lesson 2-4 KGI と KPI の設計